真の人と出会って心の解放へ

心の解放へと導いてくれる真の人(本)との出会いの記録。(毎田周一「釈尊にまのあたり」他 聖徳太子・親鸞・宮沢賢治・・・生きてる人も)

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

物事はどんどん流れて変化していく。その無常を知る人は、何かを摑んで拠りどころとしない。

生にも死にも執着しない ~死なない前の経より⑧~ 856-9 この人が何の拠りどころももたないのは 物事の本性をよく知って それによりかからぬからである そこには生きようとする強い願いも 又生きることをやめようとする強い願いも そのどちらもない 物…

人との関係に心乱されず、いつもすっきりした気持ちでいられる人とは?

自分が絶対正しいという思い上がりも、人をどうこうしようという発想もない ~死なない前の経より⑦~ 855-8 歓びも悲しみも届かぬ静かな処に いつもすっきりした気持ちで居り この世の中で 自分を人と等しいとも思わなければ また勝れているとも劣って…

学べば学ぶほど、何もなくなるという学び方

得ることにも欲望にも美味にも捉われない ~死なない前の経より⑥~ 854-7 何かを得ようとして学ぶのではなく 従って何も得られなくてもあわてず 愛欲に捉われて 人との関係をきしませず 又美味を貪りもしない 学べば学ぶほど、 自分がどんなに知らない…

他人に自分の信じることを押し付けないばかりか、自分自身も「こうでなきゃ!」なんていう型にはめようとしない。

いつも流れるように無為自然の人 ~死なない前の経より⑤~ 853-6 快楽に耽(ふけ)らず 思い上がっていい気にもならず おだやかで 機智に富み 自分の信ずることを人におしつけず 又自分はどうしても無欲にならねばならぬとも思っていない ①<快楽にふけ…

忖度・計らい・無難・お節介・執拗・陰口・・・その対極にいる人

あっさりさらさら快活で真っ直ぐで嫌みがない人 ~死なない前の経より④~ 852-5 物事に捉われず 正直で 貪る心がなく 人のために尽くし 控え目で いやな感じを与えず 人を中傷することがない ①物事に捉われず あっさり 軽快 快活 敏速 ②正直 率直 余計…

未来のことも、過去のことも、今現在のことも、生き方も、自分の考えに執着しない。

すべて自然の展開に任せている ~死なない前の経より③~ 851-4 未来のことを期待せず 過ぎ去ったことを思い出して悲しまず 感覚に触れるものを一定の距離をおいて見 又自分の考えで人生の行き方を決めようともしない 未来のことに、希望をもたない ・・…

真理を悟った人の7つの条件

完結に語られる姿 ~死なない前の経より②~ 850-3 この静かな人は 怒らず怖れず自惚れず また悔いることなく 聡明に語って 思いをたかぶらせず そして言葉を慎む ①「怒らず」 他人が自分と同じように 感じたり動いたりするなんて誤解せず、 他人のこと…

過去に捉われず、現在のことを思い煩わず、未来に向かって用意しない

死んでからのことじゃない。今ここでのこと。 ~死なない前の経より①~ 死んでから天国や極楽へ行って 救われるということじゃない。 死なない前っていうのは、 今ここですぐにということなんだな。 848-1 「どのように物を見 又どのように行いを保つ人…

自由を束縛されないためには?・・・もう、ここにはっきりと書かれている!

思想なんて人間の考えたせまい枠ははずして ~マーガンディヤの経より⑧~ このガーターの一行目を読んだだけでもはっきりしている。 847-13 思想を持たないものは自由を束縛されない 智慧によって自在を得たものには迷いはない 思想や見解を摑んでいる…

世間を相手にして意見や見解をもつこと・・・そのことが思い上がり

一切を真理にうち任せるところには意見も見解もない ~マーガンディヤの経より⑦~ 846-12 至上の智慧に到った人は 意見をもつとか物が解るとかいうことで 思い上がりはしない 何故ならそのような意見や見解が もうその人にはないからである 彼は如何に…

欲望は生命を溺れさせる「水」、世間は足を踏み入れると抜けなくなる苦悩の「泥」

世間と欲望を離れれば、ただ真理を見て生命を讃えるだけになる ~マーガンディヤの経より⑥~ 844-10 家の生活を捨ててひとところに定住せず 思いのままに道を行き 村里の生活に親しみ近づかぬ 静かな人は 色々の欲望を離れて 世間には目もくれず ひと…

真理の立場には比較はない。比較のないところには主張も争いもない。

それぞれにそれはそれであるだけ ~マーガンディヤの経より⑤~ 842-8 等しいとか 勝れているとか あるいはまた劣っているとか そういう比較の立場にたって ものを考えている人は 必ずひとと争うだろう しかしこのような物を比較する 三つの関係のどちら…

考えは妄想。目の前に見えていること、起こっていること、感じていることが真理。

考えは捨てて真理を見なさい!!! ~マーガンディヤの経より④~ マーガンディヤはいよいよわからなくなっちゃった( ;∀;) 助かる方法をつかもうとして、 一生懸命尋ねているのに、 あれでも助からない これでも助からないと言われる。 どうしたらいいか さっ…

捉われず とりつかず、こだわらず あっさりと さらさらと 自由自在に・・・

なんにもあてにしない ただ真理があるだけ ~マーガンディヤの経より③~ 839-5 「見解とか 学問とか 知識とか マーガンディヤよ と世尊はいわれた そして徳行とか そういうもので 人が清らかになるとは私はいわない しかし又無見解や無学や無知や そし…

執着から離れられないで、目の前の真理が見えていない。他人事じゃないよ。わたしたちの姿だよ。

すべての「見解」「考え」からの解放 ~マーガンディヤの経より②~ 違う!違う!まだ誤解してるよ~! マーガンディヤ・・・ そう、他人事じゃない。 マーガンディヤは まさにわたしたちのことです。 838-4 「よく考えて確かめられた そのような見解に …

本当は仏教なんてどこにもない。お釈迦様がわたしには「説く」ことがないっておっしゃっているんだから。

ただ「無」のお釈迦様の姿があるだけ ~マーガンディヤの経より①~ お釈迦様のおっしゃることがなかなか理解できなくて トンチンカンなことを言っているマーガンディヤは まさにわたしみたい。 だから何度もこの経を読んじゃう。( *´艸`) 837-3 「『私…

お釈迦様や、聖徳太子や、親鸞聖人や、キリストや・・・自覚者に会ってその言葉を聞いていながら、別の方向へ行ってしまう私たち

あなたが求めているものはそこにはない ~パスーラの経より⑤~ パスーラってなに?って思いながら読んでいたけど、 わたしたちのことだったんだな。 833-10 これとは反対に もう敵というものをもたない処に生きて 色々な考えに一つの考えを対立させな…

自覚者の真実の姿がここまではっきり示される

自覚者にとって戦わなければならないことなんてなにもない ~パスーラの経より④~ 831-8 たとえば王侯から食禄を得ている勇ましい人が 敵の中に強い相手を求めながら 叫び声をあげて突き進むように 勇ましい人は 敵の居る処へとび込んでゆくがよい そこ…

賢い人は論争を離れる。それが煩悩・苦しみのもとになることを知っているから。

論争に勝って得られるものは思い上がり ~パスーラの経より③~ 828-5 こんないい争いが道を修める人達の間に起ると 彼等の中に勝つとか敗けるとかいうことがあることになる こんなことをみてもひとは 論争を離れねばならない 何故ならそこには ほめられ…

自分の正しさを主張して認められたいと、偉そうな顔をして論争する人は・・・?

論争に負けると怒り悲しみ口惜しがることになる ~パスーラの経より②~ 825-2 この人達はひとといい争うことが好きで 集まりの中へ入ってゆき 互いに反対して相手を愚かなものと見なし 自分はほめられたいと思って 如何にも道理の解ったような顔をして…

善悪の判断も主張もいっさいない。世間で起こっている矛盾を、ただ冷静に指摘されるだけ。

あるものはあるがままによし ~パスーラの経より①~ 824-1 人々は「これだけが清らかだ」と主張して 外の教は清らかでないというー そして自分の立場だけを認めることによって 実は色々の 自分だけの真理というものにとりついている これが世間というも…

知識・学問・思想などには染まらないで、生命の流れそのものとなる。

必要なのは直観からくる真理の認識だけ ~老衰の経より⑥~ 812-9 蓮の葉の上で水滴が 蓮の華の上で水が 染まらぬように それと同じく静かな人は 知識にも学問にも思想にも染まらない 813-10 清らかになった人は 知識や学問や思想を これがなけれ…