真の人と出会って心の解放へ

心の解放へと導いてくれる真の人(本)との出会いの記録。(毎田周一「釈尊にまのあたり」他 聖徳太子・親鸞・宮沢賢治・・・生きてる人も)

小さい堆積の経(スッタニパータ)~ちっぽけな人間の主張?~

唯一の永遠平和への道を示す金言

一切の断定を捨ててしまえば・・・ ~小さい堆積の経より⑨~ これは、一生懸命主張しているときっと気づけないんだな。 893-16 自分の道をしっかり摑まえて論ずるものが 外の誰を『愚か者』だということが出来よう 外の説を愚かだ 汚れた教だというの…

自分の説に夢中になって、のぼせ上っている、私たち人間の哀れな姿。

妄想する狂人の姿に自分では全く気付かない ~小さい堆積の経より⑧~ 891-14 『これ以外の教を説く人は 清らかでもなく完全でもない』と 異説を称える人達は一般にそういうのである 何故なら彼等は自分の説の正しさに夢中になり のぼせ上っているから…

真理と私たちの関係は?

照らすものと照らされるもの ~小さい堆積の経より⑦~ 890-13 もし人にそういわれた丈で 劣った人となるのなら そのようにいう彼自身が低能ということになろう 又もし自分一人でそう思えば 最高の智慧の人 賢い人となるのなら 家を離れて道を修める人…

人間の心の底の底まで厳しく見通した内省のことば

この世界にわろきものは我れ一人 ~小さい堆積の経より⑥~ わたしは、ここで、今までにないくらい ものすごいパンチをくらいました! 887-10 見解とか学問とか徳行とか思想とか そういうものに腰をおろして 人を軽蔑し 自分の独断の上に立って 得意げ…

うそがあるなら、そのうそをあらしめているのが真理

ただ真理の前に跪くことがあるだけ ~小さい堆積の経より⑤~ 885-8 「自分を正しいと主張する人が どうしてそれぞれの真理を説いて 真理がいくつもあることになるのでしょうか 彼等は多くの真理を 様々に聞いたのでしょうか それとも彼等は疑わしい 根…

真理は対立するものじゃなくて、ひとつに融け合うもの

どんな相手も包み込んでしまう慈悲の姿 ~小さい堆積の経より④~ 883-6 「一方の人が『まことだ 本当だ』ということを 外の人は『無意味だ 間違っている』といい みなが自分の説にとりついて いい争っています どうして道を修める人達が 一つのことを一…

論争すればするほど、真理から離れていくことを悲しむしかない。

自分の無知を自覚するところにこそ真理がある ~小さい堆積の経より③~ 882-5 対立するものが互いに 相手を愚かだといってきめつけている そのどちらの見方に対しても 私は『こちらが真理である』などとはいわない 彼等は自分の見方を夫々真理として 他…

真理は主張するものでなく、体現するもの

真理は大海、人間はそこに遊泳するもの ~小さい堆積の経より②~ 880-3 もしも他人の説を認めないものが 愚か者で 畜生で 低能ということになれば 彼等も亦すべて愚か者で 低能ということになる 何故なら彼等はみな自分の説を摑んで 離そうとしない者ば…

論争がある限り、そこに一切真理はない?

「これが真理だ」と主張するのは妄想に陥っている証拠 ~小さい堆積の経より①~ 878-1 「賢い人達が めいめい自分の物の見方に立ち それをしっかり摑まえて みなが違う説を述べー 『こういうように知るものが真理を知って居り これを斥けるものは完全な…

目が覚めるような衝撃の一撃!スッタニパータに徹底的に打ちのめされた~

他人を軽蔑するのは、自分が正しいと認めるから ~スッタニパータ 小さい堆積の経より~ スッタニパータを読んでいると 何度も打ちのめされるんだけど、 それでもまたすぐ いい気になってのぼせ上がっちゃう。 そして、 「わたしはすごいことがわかっちゃっ…

争うかぎりは、真理は見えない? 目から鱗のスッタニパータ!

真理は主張するものではなくて、体現するもの ~スッタニパータ 小さい堆積の経より~ あちこちで偉い人たちが 言い争っている。 「こういうことを知らない人は、愚か者だ!」 「そんなことは無意味だ!間違ってる!」 自分が絶対正しくて それがわからない…