真の人と出会って心の解放へ

心の解放へと導いてくれる真の人(本)との出会いの記録。(毎田周一「釈尊にまのあたり」他 聖徳太子・親鸞・宮沢賢治・・・生きてる人も)

賢い人は論争を離れる。それが煩悩・苦しみのもとになることを知っているから。

 

 論争に勝って得られるものは思い上がり

~パスーラの経より③~

828-5

こんないい争いが道を修める人達の間に起ると

彼等の中に勝つとか敗けるとかいうことがあることになる

こんなことをみてもひとは

論争を離れねばならない

何故ならそこには

ほめられたということの外に

何の利益もないからである

 

829-6

あるいは又人の集まりの中で 

自分の考えを述べて それがほめられると

その人はかねて望んでいた利益を得たのだから

如何にも得意そうに自惚れることになる

 

830-7

自惚こそは人の苦しみを生み出す土壌である

それなのに彼は愈々(いよいよ)いい気になって

思い上がったことをいう

これを見てもひとは

いい争うことを止めねばならぬ

何故なら賢い人はそんな処に

清らかさがあるとはいわないからである

 

 誰かと言い争って、

どっちが正しいとか、

どっちが間違っているとか、

そんなことはいっさい愚かなことだと言われる。

 

同じ真理を求める人たちの間で、

優劣があるなんてことは悲しいことだと。

 

誰かと言い争って、

言い負かすことができたとしても、

そこには自惚れが生じるだけ。

 

その人はますます得意になって

思い上がったことを言う。

 

それは苦しみのもとで、

そんなところに清らかさはない。

 

いつも初心を忘れずに謙虚な人は、

論争から離れている。

 

そういう人は

人と言い争うことがない。

 

そういう賢い人こそが

勝利者なんだな。

 

 

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