真の人と出会って心の解放へ

心の解放へと導いてくれる真の人(本)との出会いの記録。(毎田周一「釈尊にまのあたり」他 聖徳太子・親鸞・宮沢賢治・・・生きてる人も)

2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

捉われなければ「嫌う」という感情も起こらない

映しているだけ 決して染まらない ~老衰の経より⑤~ 811-8 静かな人は どこへいっても捉われがなく 好き嫌いをいわない 葉の上で水が染まらぬように 悲しみもねたみも彼を汚さぬ 静かな人は どこにいっても、何にも捉われない。 好きも嫌いもないと言…

自由自在にすべてを包み込んでいく慈悲の姿とは?

二度と世間を相手にしない ~老衰の経より④~ 810-7 この世を遠く離れて修行する者が いよいよ世を超える心に生きて この世間へ顔を出すようなことがなければ そこに彼にとって 円かな世界が現れたのだといってよい わたしたちは行ったり来たりしてしま…

所有することに夢中になっている限り、悲しみねたむ心を離れられない

手放せばいいだけ ~老衰の経より③~ 809-6 わがものと思うものと貪り求める人は 憂い悲しみねたむ心を離れることが出来ない だから安らぎがどこにあるかを見た静かな人達は 持ちものを捨てて行ったのである わたしはこのガーターが大好き! なんだかと…

自分のものにできるものなんて、本当はどこにもない

仮に自分の手元にあるだけ ~老衰の経より②~ 806-3 人が「これはわがもの」と思っているものも その人が死ねばどこかへいってしまう このことを明らかに知って 私に従う人は ものを自分のものにしようと夢中にならぬがよい 807-4 たとえば夢で会…

人生は短いんだよ!いつまでも愚図愚図してたら終わっちゃうよ!

いつまで不安な世界に留まっているの? ~老衰の経より①~ 804-1 まことに人生は短い 百歳にならぬうちに死んでしまう たといそれ以上に生きたとしても しかし彼は老衰のために死ぬ 805-2 人々はわがものと思うもので悲しむ 何故ならひとの所有す…

リルケが言ってくれた!すぐにキョロキョロするわたしに・・・

自らの内へおはいりなさい リルケの言葉 「そんなことは一切おやめなさい」 わたしに言ってくれたんだ でもきっとすぐに忘れる だからまたこのページを開いて あなたに会いにいきます 3月22日、毎週楽しみにしている、 若松英輔先生のNHKカルチャーラジオ…

この世界はすべてが必要不可欠の要素としての一大交響楽

何かをあてにするのはやめてこの交響楽の響きを聴け! ~最上のものの経より⑧~ 803-8 彼らは何も当てにせず 何かを取り出してあがめもしない 色々の教さえも彼らは受けない このように道に達した人達は 徳行などを人生の筋道として生きてはゆかない こ…

人間が「考える」ということは、真理とは何の関係もない

真理は直観でしか与えられない ~最上のものの八つの経より⑦~ 802-7 だから彼には自分で考え出した 知識や学問や思想の影すらもない このように道に達した人が どんな考えにもとりついていないときー 世間の人が彼をこういう人だと摑まえようとしても …

生き方はない! 立場もない! 「・・・として」もない! ではなにをするの?

現実世界の奥の奥までお見通し ~最上のものの八つの経より⑥~ 801-6 彼はここでこの世とあの世のどちらにも あのようにまたこのように生きたいとは願わない しかも色々な事をよく見ているので それにとりつく立場を何ももってはいない 「どう生きたら…

立場というものがなくなってしまうのが智慧

無我の世界に「立場」はない ~最上のものの八つの経より⑤~ 800-5 既に身についているものを捨てて何もつかまず 智慧についても一定の立場をとらない人は 意見の違いから分裂した人達の中で どちらの側にもつかず どんな考え方もそれを鵜呑みにはしな…

個性的生命に優・劣・等の評価をすることは不可能

生命は尊重されるべきもの ~最上のものの八つの経より④~ 799-4 智慧についても徳行についても 世の人と自分を比べて 一面的な考えをもってはならない 即ち自己を「等しい」ものだといってみたり また「劣った」ものとか 「勝れた」ものとか 考えたり…

知識・学問・思想・徳行に捉われているところに真理への道はない

生命そのものからくる純粋な真理 ~最上のものの八つの経より③~ 798-3 自分の立場にとりついて 外のものを劣っていると見る人自身が それこそ束縛そのものだと賢い人はいう だから修行者は知識や学問や思想や 徳行などを頼みとしてはならない 本来の生…

積み上げたものが多いほど、成功が大きいほど、手放すのは難しい

すべてを失って初めて気づくこと ~最上のものの八つの経より②~ 797-2 知識や学問や徳行や思想の 優れた成果が 自分の中にあると思っているものは それらのことだけを自分でつかまえて その外のすべてのものは劣っていると見る たくさん本を読んで、 …

「自分が正しい」と思い上がって、それをなんとか証明しようとするのが人間

思い上がりが争いを生む ~最上のものの八つの経より①~ 人間である限り止むを得ない姿とは・・・? 796-1 世間の人は自分の重んずるものを 「最上のもの」とする考えを離れず それ以外のものをすべて「劣っている」という だから人は論争から離れるこ…

煩悩そのものは「罪」でなく真理の作用 煩悩によって真理を汚すことが「罪」

自然な生命の働きがあるだけ ~清らかさの八つの経より⑧~ いよいよ清らかさの八つの経最後のガーターです。 795-8 罪の及ぶ境を超えて道に達した人には 何かを知っているとか見ているとかいうことが この人を拘束することにはならない 彼は貪ることに…

期待したり当てにしたり・・・自分の都合に合わせて物事が運ぶと思い込むのも偏見

立場がないことが「無」 ~清らかさの八つの経より⑦~ 794-7 彼らは何かを当てにせず 又何かを取り出してあがめることもなく これが「終極の清らかさだ」などともいわない そして世間に結ばれてゆくその執着を切り捨てて この世の何事にも望みをかけな…

「自分の考え」なんていう偏見はかなぐり捨てて、ありのままを直観するだけ

世間の人には理解できない ~清らかさの八つの経より⑥~ あ~これ、いいですね~ 793-6 彼はどんなことに向かっても 見たり学んだり考えたりしたことで自分を武装せず 物事をありのままに見 明るい心で生活してゆくー だからこの人は世間の人がこういう…

自分を自分でつくった枠に当てはめようとするのも偏見?

広やかな明るい心で ~清らかさの八つの経より⑤~ これ、他人事ではなくて、 自分を含めて人間の姿なんだな。 792-5 自ら戒律をきびしく守る人は 自分だけの思いに捉われて 思い上がったり卑下したりする しかし賢い人は深い智慧によって 真理を悟り 広…

正しいのはこの教え?あの教え?特定の教えにすがろうとする限り、真理に到ることはできない

どの教えにも捉われない ~清らかさの八つの経より④~ この教えに従えばうまくいくかな~?って夢中になる。 う~ん、なんか違う。 そして、また別の教えを摑んで、 「あ、これならうまくいくかも?」と、 またまたまっしぐら・・・ うん、でもやっぱ違う。 …

知識・学問・徳行・思想では清らかにはなれない

すべて払い捨てたところに・・・ ~清らかさの八つの経より③~ いよいよ清らかな人の姿が浮き彫りに・・・ 790-3 道に達した人は 他のことを 即ち知識とか学問とか徳行とか思想とかを 清らかであるとはいわない そうして善いことにも悪いことにも染まら…

欲望と人間の考えた智慧が混在するところに清らかさはない

真理から直ちに来るもの ~清らかさの八つの経より②~ ここに書かれていることは、 私にはすごくわかりにくいのだけど、 これを読み解かない限り、 真理には近づけない気がする。 では、まずガーターです。 789-2 もしも人がその人の物の見方によって …

真理の世界は、人間の見方、考え方の範疇には入らない

人間の智慧の枠を遥かに超えた世界 ~清らかさの八つの経より①~ この経は、またまた青天の霹靂です! 物事っていうのは こういうふうに見れば 苦しみから解放されるよ。 そういうときは こういう風に考えれば 気持ちが楽になるよ。 困難も こういうふうに解…