真の人と出会って心の解放へ

心の解放へと導いてくれる真の人(本)との出会いの記録。(毎田周一「釈尊にまのあたり」他 聖徳太子・親鸞・宮沢賢治・・・生きてる人も)

善悪の判断も主張もいっさいない。世間で起こっている矛盾を、ただ冷静に指摘されるだけ。

あるものはあるがままによし

~パスーラの経より①~

824-1

人々は「これだけが清らかだ」と主張して 

外の教は清らかでないというー

そして自分の立場だけを認めることによって

実は色々の 

自分だけの真理というものにとりついている

 

 これが世間というものです。

 

人々がそれぞれの立場や考えにこだわって、

「これは正しい」「あれは間違っている」と

主張し合って争っている。

 

でも、悟った人はそんなところにはいない。

 

誰とも対立する立場にいない。

 

ただ「無」の世界にすべてを包み込んでいる。

 

「それじゃあダメだ!」とも言われない。

すべてあたりまえの姿、自然な姿として見ている。

 

そして、その中へ入っていって

世間に振り回されることもない。

 

全く相手にはされない。

 

すべて許され、

可愛いもんだと眺めているだけ。

 

ひとつしかない真理について、

それぞれがそれぞれの真理を、

「これこそが唯一の真理だ!」と主張し合っている。

 

それは客観的にみると、

ひとつであるはずの真理が

あっちにもこっちにもあるという

矛盾に陥ることになる。

 

でもそれが世間の日常の姿だと、

冷静に指摘される。

 

きっと、長い歴史の中で、

人間ていうものはいつでもどこでも

こうして争ってきたんだな。

 

今さら変わるものではないのかな。

 

でも、こういう自覚者が少しでも増えれば、

そういう人と出会う機会に恵まれれば、

その人のまわりから争いはもう少し減って、

生きやすくなれるのかな?

 

 

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