真の人と出会って心の解放へ

心の解放へと導いてくれる真の人(本)との出会いの記録。(毎田周一「釈尊にまのあたり」他 聖徳太子・親鸞・宮沢賢治・・・生きてる人も)

過去に捉われず、現在のことを思い煩わず、未来に向かって用意しない

死んでからのことじゃない。今ここでのこと。

~死なない前の経より①~

死んでから天国や極楽へ行って

救われるということじゃない。

死なない前っていうのは、

今ここですぐにということなんだな。

 

848-1

「どのように物を見 

又どのように行いを保つ人が

平安であるといわれるのでしょうか

ゴータマよ 私のお尋ねしている 

その最高の人について 

どうぞ教えてください」

 

849-2

「死なない前に 愛欲を絶って  

と世尊はいわれた

その人が過ぎ去ったことに捉われず 

今のことを思い煩わず 

未来に向かって用意などしない

 

どうしたら救われるか?

ということじゃなくて、

どういう人が救われている人か?

と聞いているんだな。

 

そして救われた人は、

愛欲を絶っていると言われるんだな。

 

愛欲を我慢するとは違いますね?

人の苦しみの元を窮めた人は、

その苦しみの元が愛欲にあることを知る。

 

それを知ること、自覚することが

愛欲を絶つことになる。

 

愛欲というのは捉われなんだな。

その捉われから解放されて

自由になった人が

平安の人。

 

もう真理のままに生きている人。

 

その人は、過去のことをくよくよ嘆いたりしない。

ただ今に生かせることを生かすだけ。

 

今目の前に起こっていることも、

そのまま受け止める。

それをどうこう勝手に妄想したり、

ねじ曲げようとしない。

 

ただ直観するだけ。

 

そして、未来のことは、

無数の可能性のうちの

一つが現れてくるんだから、

無数のものを考え尽くすことなんて

できない人間が、

その未来に向かって

何かを準備することなんてできない

と言われる。

 

その無数の可能性のひとつが

目の前に現れてくることに、

そのときの直観で対していくだけ。

 

 

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