真の人と出会って心の解放へ

心の解放へと導いてくれる真の人(本)との出会いの記録。(毎田周一「釈尊にまのあたり」他 聖徳太子・親鸞・宮沢賢治・・・生きてる人も)

真理の立場には比較はない。比較のないところには主張も争いもない。

それぞれにそれはそれであるだけ

~マーガンディヤの経より⑤~

842-8

等しいとか 勝れているとか 

あるいはまた劣っているとか 

そういう比較の立場にたって

ものを考えている人は 

必ずひとと争うだろう

しかしこのような物を比較する

三つの関係のどちらへも揺れ動かぬ人ー

そういう人には『等しい』とか

『勝れている』とかいうことはないのである

 

843-9

道に達した人は 

何をさして『これは真理である』と

主張するだろうか

又誰に向かって『これは虚妄である』と

争うだろうか

等しいとか等しくないとかいうことのなくなった人が

一体誰と論争を始めるだろうか

 

みみずともぐらはどっちが上?

蛇と虎は?

春と秋は?

 

一面的なものさしで計って、

比べて考えなければ、

どっちが上も下も同じもない。

 

 みみずはみみずだし、もぐらはもぐら。

春は春だし、秋は秋。

 

それぞれにそれはそれであるだけ。

 

同じように、賢い人と愚かな人

美しい人と醜い人

正直者とうそつき・・・

 

みんなそれぞれにそれはそれであるだけ。

 

どれも真理。

 

それぞれをただそれぞれとする真理を

見て感じている人には、

どっちが優れているとか劣っているとか等しいとか

そういうことはいっさいない。

 

例えばうそつきがうそをつくことこそ

ありのままの真実。

 

その真実をそのままに見ている人には、

なんの不満もない。

 

誰かに向かって

主張することもなにもないし、

争うこともなにもない。

 

 

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