2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧
スッタニパータ「蛇の経」の 最初のテーマは「怒り」 怒りは苦しみだよな。 怒りを抱くとムカムカするし、 誰かにぶつけると、 倍になって返ってくる。 やだね~怒りって・・・ 明るくて、屈託のない人は、 いつものびのびしている。 怒りっぽい人は、 いつ…
私の大好きな、100分de名著という番組で、 解説の先生が、 「古典は冷凍食品みたいなもの。」 と言われた。 長いこと、冷凍保存されたお宝が、 もっと知りたい! もっと学びたい! という情熱によって溶かされる。 冷凍のままでは、固くて冷たくて食べら…
我慢するんじゃなくて、もっと高次な快感を知ることで、執着から抜け出せる。 ~サーリプッタの経より⑯~ 974-20 又更に世の中には五つの汚れがある 深くものを考える人は それを除くことを学ばねばならないー 即ち形と声とそして又味と 香りと触れる…
自分の姿に気づかせてくれる他人の非難には喜んで耳を傾けよう ~サーリプッタの経より⑮~ 973-19 人から避難されたら その言葉を深く考えて (よくこそいってくれたと) 喜びを感ぜねばならぬ 共に道に勤しむ者に対しては 心を明るく開いて接し その…
すべては真理無常のしわざ。私たちにその責任を負う余地も能力もない。 ~サーリプッタの経より⑭~ 972-18 眼を下にじっと向けて うろうろと歩き廻らず 深い思いの中にあって 何事にもよく気づき 心の静けさを保って 喜びも悲しみも届かぬ処へ ゆきつ…
我慢でなく悟りからくる、すべてお見通しの言葉。 ~サーリプッタの経より⑬~ 971-17 ほどよい時に食物と衣服とを得たら それで充分に満足し その量に足ることを知って それに向かう心を引緊め 慎み深く村を行き 辱められても荒々しく言葉を返してはな…
人々を執着から解放する慈悲は具体的。具体的でなければ慈悲とは言えない。 ~サーリプッタの経より⑫~ 970-16 『私は何を食べようか』 『私はどこで食べようか』 『私は昨夜よく眠れなかった』 『私は今日どこで寝ようか』というー この四つの悲しみ…
暗さの影もない、ゆったりとした豊かな生活を楽しむ ~サーリプッタの経より⑪~ 969-15 智慧を尊び 善行を楽しみ 以上に述べた危難に打克ち 人里離れた臥せる場所の不快に堪えて 次にいう四つの悲しみをこえねばならないー 「智慧」とは、 自分をよく…
万人を慈悲の胸に包む、解放された慈悲の人には、好き嫌いをいう余地もない ~サーリプッタの経より⑩~ 968-14 怒りと思い上がりとの 力に屈せず それらの根を掘りつくして 立たねばならない そして又 好き嫌いをいうことを すっきりとあなたは 克服せ…
心の乱れに気付くこと、自覚することでしか、暗黒を取り払うことはできない ~サーリプッタの経より⑨~ 967-13 盗むことなく 嘘をつかず 弱いものにも 強いものにも 等しく慈愛を以て接するがよい 心の乱れに気付いたら 『暗黒の部分』が働くのだと そ…
病気になったらどうしよう?食べていけなくなったらどうしよう?という不安 ~サーリプッタの経より⑧~ 966-12 病気に罹り飢えに襲われても 又寒さやひどい暑さにあっても それを堪え忍ばねばならない ー殊に家を離れて修行するものに そういうことが…
どこまでもまっすぐに、誠心誠意真実のことばで ~サーリプッタの経より⑦~ こんな校長先生(お釈迦様)がいたなんて・・・ お会いしたいです! 965-11 異教を奉ずるものをも 恐れてはならない たとえ彼らに幾多の 恐るべきもののあるのを見てもー そ…
人間へも特別扱いしないで接する ~サーリプッタの経より⑥~ スーパー校長先生(お釈迦様)のお話も、 いよいよ本題に入ります! そして、その真実のお言葉に、 これはビックリ!そして、納得です。 964-10 いつも目覚めて 心をひきしめている聡明な修…
それを語られる、お言葉お姿が、まさに真理そのもの ~サーリプッタの経より⑤~ 教頭先生(サーリプッタ)の数々の質問を受けて、 やっと、待ちに待った校長先生(お釈迦様)の お話が始まりますよ! あ~、もう、教頭先生はじめ、 生徒たちがどんなに目を輝…
究極の問い=いかにして自分の汚れを除くか? ~サーリプッタの経より④~ 様々な束縛、 執着から解放されて、 自由の国へ向かうために学ぼうとする生徒たち(修行者)。 その生徒たちを率いた教頭先生(サーリプッタ)が、 校長先生(お釈迦様)にいろんな問…
生にしがみつくこともないから、恐れることもなにもない ~サーリプッタの経より③~ 958-4 世を厭うて修行するものが 人里離れた坐る場所や 木の根もとや墓場や 山々の洞窟や 959-5 高いまたは低い臥せる場所に 親しみ住んでいる時 そこにはどんな…
物事の本質をついた、真実のことばで ~サーリプッタの経より②~ 956-2 神々と世の人々とがじっと見ているその前で 『眼ある方』は 一切の暗黒を除き去り ただ一人深い喜びを享受せられました この、見たこともないような、 すばらしい校長先生(お釈迦…
どんなおバカさんにもスーッと入るように ~サーリプッタの経より①~ サーリプッタというのは、 お釈迦様のお弟子さんとして、 よくいろんなお話に出てくる、 智慧第一の舎利弗さんのことらしい。 お釈迦様が校長先生とすると、 サーリプッタは教頭先生みた…
捉われの可能性を徹底的に払う ~杖を取り上げるものの経より⑱~ 954一20 静かな人は 自分を等しいものの仲間であるとも 劣ったもの あるいは 勝れたものの仲間であるともいわない そうして安らかに 利己心を離れて 取ることもなければ また捨てること…
不動の人は無為自然の人 ~杖を取り上げるものの経より⑰~ 953-19 情欲を離れて 智慧の目の開けたひとには 何かをしようとすることが 全くない 彼は何かを得ようとつとめたりなどせず 到るところに平安を見出している 永遠の生命によって もうすでに成…
すべてのものを、一つの生命、真理の表れ、世界の一部として尊ぶ ~杖を取り上げるものの経より⑯~ 952-18 その人は思い上がりも貪りも持たず 情欲を離れて 万物に対して平等であるー とこのように 不動の人のことを 私はほめたたえていうのである 自…