真の人と出会って心の解放へ

心の解放へと導いてくれる真の人(本)との出会いの記録。(毎田周一「釈尊にまのあたり」他 聖徳太子・親鸞・宮沢賢治・・・生きてる人も)

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

唯一の永遠平和への道を示す金言

一切の断定を捨ててしまえば・・・ ~小さい堆積の経より⑨~ これは、一生懸命主張しているときっと気づけないんだな。 893-16 自分の道をしっかり摑まえて論ずるものが 外の誰を『愚か者』だということが出来よう 外の説を愚かだ 汚れた教だというの…

自分の説に夢中になって、のぼせ上っている、私たち人間の哀れな姿。

妄想する狂人の姿に自分では全く気付かない ~小さい堆積の経より⑧~ 891-14 『これ以外の教を説く人は 清らかでもなく完全でもない』と 異説を称える人達は一般にそういうのである 何故なら彼等は自分の説の正しさに夢中になり のぼせ上っているから…

真理と私たちの関係は?

照らすものと照らされるもの ~小さい堆積の経より⑦~ 890-13 もし人にそういわれた丈で 劣った人となるのなら そのようにいう彼自身が低能ということになろう 又もし自分一人でそう思えば 最高の智慧の人 賢い人となるのなら 家を離れて道を修める人…

人間の心の底の底まで厳しく見通した内省のことば

この世界にわろきものは我れ一人 ~小さい堆積の経より⑥~ わたしは、ここで、今までにないくらい ものすごいパンチをくらいました! 887-10 見解とか学問とか徳行とか思想とか そういうものに腰をおろして 人を軽蔑し 自分の独断の上に立って 得意げ…

うそがあるなら、そのうそをあらしめているのが真理

ただ真理の前に跪くことがあるだけ ~小さい堆積の経より⑤~ 885-8 「自分を正しいと主張する人が どうしてそれぞれの真理を説いて 真理がいくつもあることになるのでしょうか 彼等は多くの真理を 様々に聞いたのでしょうか それとも彼等は疑わしい 根…

真理は対立するものじゃなくて、ひとつに融け合うもの

どんな相手も包み込んでしまう慈悲の姿 ~小さい堆積の経より④~ 883-6 「一方の人が『まことだ 本当だ』ということを 外の人は『無意味だ 間違っている』といい みなが自分の説にとりついて いい争っています どうして道を修める人達が 一つのことを一…

論争すればするほど、真理から離れていくことを悲しむしかない。

自分の無知を自覚するところにこそ真理がある ~小さい堆積の経より③~ 882-5 対立するものが互いに 相手を愚かだといってきめつけている そのどちらの見方に対しても 私は『こちらが真理である』などとはいわない 彼等は自分の見方を夫々真理として 他…

真理は主張するものでなく、体現するもの

真理は大海、人間はそこに遊泳するもの ~小さい堆積の経より②~ 880-3 もしも他人の説を認めないものが 愚か者で 畜生で 低能ということになれば 彼等も亦すべて愚か者で 低能ということになる 何故なら彼等はみな自分の説を摑んで 離そうとしない者ば…

論争がある限り、そこに一切真理はない?

「これが真理だ」と主張するのは妄想に陥っている証拠 ~小さい堆積の経より①~ 878-1 「賢い人達が めいめい自分の物の見方に立ち それをしっかり摑まえて みなが違う説を述べー 『こういうように知るものが真理を知って居り これを斥けるものは完全な…

「こうしなきゃ!」とか「こうすればいい」とか、そういう摑めるものがなにもない

ただ計り知れない生命をそこはかとなく生きる ~闘争と論争の経より⑦~ 877-16 静かな人はこんな人達が 『拠りどころをもつ人』であると知り その拠りどころが一体何であるかを明らかにし それを離れて自由の人となる しかも智慧の人が決して あれこ…

解放しよう解放しようとする教えを、摑もう摑もうとしてしまう人間の捉われ。

ゴールを決めるのも、ゴールを決めちゃダメというのも、結局は捉われ ~闘争と論争の経より⑥~ 875-14 「お尋ねしたことを 本当に明らかにお教え下さったので 更に付け加えてお尋ねしますが どうかそれも教えて下さいー ある賢い人達は この世ではここ…

「思い」は「枠」。苦しみのもと。そんな枠は外さなきゃ!・・・なんて思うのも妄想?

難しく考えるのはやめよう ~闘争と論争の経より⑤~ 前回の「思い」について語られたこのガーターを わからないなりにも、もう少し考えてみます。 874-13 「自然に思うように思うのでもなく 間違って思うのでもなく それかといって思わないのでもなく …

苦しみの原因は「思い通りにならない」の「思い」だった。

「思い」は真理を固定する枠みたいなもの ~闘争と論争の経より④~ ここ、すごくすご~く大事なガーターです!! やっと苦しみの原因が突き止められる。 873-12 「どのように知った者にとって 形がなくなるのでしょうか 楽と苦も亦どうしたら なくなる…

欲求が起ったときにくだされる4つの断定とそれに伴う感情とは?

欲求→断定・・・このくり返しは正に迷いの道 ~闘争と論争の経より③~ 866-5 「それではその欲求は この世で何を元として起こるのでしょうか 又色々に考えて断定を下すことは 何に由るのでしょうか 怒りと嘘と疑いと そして 修道者があれこれと指摘する…

人生は欲求→充足→欲求→充足・・・のくり返し。そして、どうしても充足されない欲求は・・・?

来世の想定によるごまかし ~闘争と論争の経より②~ 864-3 「愛はこの世で何を元として起こるのでしょうか 又世間に拡がってゆく貪りは 何から起こりますか そして人が来世に向かって希望を抱き それが果たされるのは 何に基づくのでしょうか」 865…

闘争や論争につながる、人間の浅ましく低級な心理現象はいったいどこから起こる?

強い執着から起こる争いはまさに苦悩の世界 ~闘争と論争の経より①~ 862-1 「何処から闘争と論争と 憂いと悲しみと 利己心と 傲慢と 人に対する誹謗とが起るのでしょうか それがどこから起こるかを どうぞお教え下さい」 863-2 「闘争と論争と 憂…

なんにも支配するものをもたない、寄りかかるものをもたない、清々しさ。

あくせくするような問題も何一つない ~死なない前の経より⑬~ 861-14 彼はこの世に自分の持ち物が何もないが ないからといって別に悲しみはしない 又色々な事をとりあげて それにあくせくすることもないー こういう人をこそ平安な人という この世に自…

過去にも未来にも惑わされない。確かにあるのは今このときだけ。

永遠の今を生き生きと生きる ~死なない前の経より⑫~ 860-13 静かな人は貪らず 利己心がなく 自分を勝れているとも また等しいとも 劣っているともいわないで 時の流れに流されず 却って時を超えている 静かな人は、貪るということがない。 自分の思…

世間を相手にしていないから、何を言われても心乱されることもなければ争うこともない。

狭い世間的、人間的見地は、もはや彼にはない ~死なない前の経より⑪~ 859-12 世俗の人や修道者やバラモン達が この人のことをどんなにとやかくいおうと いわれる事柄自身が 既に彼の無視していることだから そんな論議のために動かされはしない 彼は…

何も所有しない、何も支配しない人の、無限に豊かな世界

世界を我が家として、人々を家族として生きる ~死なない前の経より⑩~ 858-11 その人の処には子供も家畜も居らず 田畑や敷地もない そして彼が手に入れたものとか 未だ手に入れなかったものとか そういうものが彼の内には何もない 彼には、所有するも…

人間が考える「悪」も「欲望」も人間が考える以上大したものじゃない

人間の悪も欲望も越えて平安に到った人 ~死なない前の経より⑨~ 857-10 色々の欲望を悉く顧みないでゆく人 こういう人を平安な人と私はいう 彼を縛るものは何もなく 彼は既に執着をこえてしまっている 人間がしようと思っている悪なんて大したことな…