犀の角の経(スッタニパータ)~ただひとり自由に~
このガーターを読むと わたしはわくわくして胸が高鳴る。 犀の角の経 45-11 もしも信の人 敬虔な人 智慧の人なる 明敏な友を得たならば どんな危難をものりこえて 彼と共に 喜びに充ちて思いも深く歩いてゆこう ああ~こんな人と共に生きていけたら・・…
(犀の角の経42-8を読んで) ものごとをあるがままに見る。 故意に手を加えたりしないで。 たとえ変でも、そうなるべくしてなっている。 そこには深い宇宙の法則が働いている。 人間が無理やり手を加えるから、 おかしなことになるんだな。 私たち人間が…
(犀の角の経41-7を読んで) 子どもを可愛がる。 子どもの成長を何より楽しみにする。 そこにこそ人生の幸せがあると思い込む。 でも、本当にそこに自由があるのかな? 子どもを可愛がることで、 真に自分の生命は輝くのかな? 私たちの生命は個物的生命…
(犀の角の経40-6を読んで) ここには「人の気づかぬ自由」とある。 それは、私たちには思いもよらない自由。 夢にも知らない。 思ってもみたことがない。 常識をはるかに超えていて、 世間的立場に生きているわたしたちには、 考えもおよばないこと。 …
(犀の角の経 39-5を読んで) 欲しいものを「ください」と率直に言う。 それは、絶対自由の自発的要求。 そして、与えられるか与えられないかは、 相手の自由に任せる。 「嫌われたらどうしよう?」とか、 「断られたらどうしよう?」とか、 「無理させ…
(犀の角の経38-4を読んで) この世で最も根強く抜きがたい家族への執着。 それをこの経では、竹の根に例えられている。 この根を抜くことなくして、 決して世を超えることはできないと。 本当の自由を得ることはできないと。 ところで、どうやって竹の…
(「犀の角の経」37-3を読んで) 哀れむこと 同情すること これはいいことではないの? 誰かをかわいそうに思って声をかける。 力になってあげる。 そうできるのは優しくていい人ではないの? ブッブー! それは世間ではいいことと言われるかもしれない…
スッタニパータ「犀の角の経」で語られる独立者は、 慈愛に満ちている。 独立者は何にも捉われない。 自分も自由だし、他の人の自由も認めている。 すべての人に、その人が生きたいように生きることを願っている。 それが慈愛なんだな。 聖徳太子の言われる…
ただ一人歩いて行こうと、 繰り返し、独立を唱える 「犀の角の経」最初のガーターを読んで・・・ 慈愛というと、 自分の子どもや仲間を愛するという方向へ向かっていく。 これをぴしゃりと抑えられる。 特定のものを愛すれば、 他のものを犠牲にすることにな…
欲=支配=無知と知ること 私たちをとりまく関係・・・ 家族、親子、夫婦、師弟、友だち、恋人・・・などの関係に、 お互い何も当てにしない関係なんてあるのかな? 利己心・支配・服従・偽り・怒り・謗り・・・から離れた、 真に自由な関係が、 どれほどあ…
感じがすべて? ~スッタニパータ・犀の角の経より~ 最近、すご~く感心することがある。 当たり前にわかっているつもりでいたことばを、 あらためて、辞書やウィキペディアで調べてみると、 「ヘエ~!!」 「そういうことだったんだ~!!」 \(◎o◎)/! …
当為の脱落って? ~スッタニパータ・犀の角の経より~ 毎田先生の本には、 「当為」という言葉がよく出てくる。 調べてみると・・・? 「あるべきこと」「なすべきこと」・・・とある。 この、「べき」っていうのが、 当為なんだな。 う~ん・・・あと~ 「…
真実の人ってどんな人? ~スッタニパータ・犀の角の経より~ 「あの人は、絶対に私をうらぎらない。」 これが、人を信じるってことだと思っていた。 でも、これって、単なる自分の都合に合わせた、 思い込みだったんだな。 毎田先生は、 「うらぎられた!」…
最も根強い支配関係になりかねない家族の絆 ~スッタニパータ 犀の角の経より~ どこかで聞いたようなお話ですが・・・ 将来はお医者さんになるために、 生まれ育てられてきたような、 お医者さんの息子さんが、 あるとき、ふと考える。 「おれは、本当に医…