真の人と出会って心の解放へ

心の解放へと導いてくれる真の人(本)との出会いの記録。(毎田周一「釈尊にまのあたり」他 聖徳太子・親鸞・宮沢賢治・・・生きてる人も)

物事はどんどん流れて変化していく。その無常を知る人は、何かを摑んで拠りどころとしない。

生にも死にも執着しない

~死なない前の経より⑧~

856-9

この人が何の拠りどころももたないのは 

物事の本性をよく知って 

それによりかからぬからである 

そこには生きようとする強い願いも 

又生きることをやめようとする強い願いも

そのどちらもない

 

物事はどんどん流れて変化していく。

それが物事の本性。

 

その無常を知っているから、

何かを固定してつかんで

それによりかかろうとはしない。

 

共に流れていく。

 

強い願いというのは執着のこと。

 

本来、生きようするのが人の命。

 

それに逆らって生きることをやめようとするのは、

生きようと執着するのと同じ、

生への執着。

 

静かな人は、

生を生に任せ、

死を死に任せ、

生死ともに相手にしない。

 

生死を超えてしまっている人は、

無常の真理となって、

どんどん前進していく。

 

 

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