真の人と出会って心の解放へ

心の解放へと導いてくれる真の人(本)との出会いの記録。(毎田周一「釈尊にまのあたり」他 聖徳太子・親鸞・宮沢賢治・・・生きてる人も)

人生は短いんだよ!いつまでも愚図愚図してたら終わっちゃうよ!

 いつまで不安な世界に留まっているの?

~老衰の経より①~

 

804-1

まことに人生は短い 

百歳にならぬうちに死んでしまう

たといそれ以上に生きたとしても 

しかし彼は老衰のために死ぬ

 

805-2

人々はわがものと思うもので悲しむ

何故ならひとの所有するものは

いつもそこにあるものでもなく

又成長する一方のものでもないからー  

これを思えば世間の生活に

留まってはいられないはずである

 

わたしたちの存在も生命も、

そこにあるものも、起きることも、

世界の中のひとつの現象。 

 

あれがあって、これがあって、

それとこれがこうなって・・・と、

いろんな要因が組み合わさって

できる、起きる現象。

 

その一つの要因がずれたら

また違ったものになる。

 

そしてそれは常に移り変わる。

 

それを固定して、

自分のものとしてつかもうとしても、

不可能なこと。

 

その不可能なことをしようとするところに、

悲しみや苦しみが生まれる。

 

正直な人だって、

何かに出会って反応したとたんに

うそをつくことだってある。

 

それもひとつの現象。

 

常に移り変わるといったって、

成長するばかりじゃない。

 

いくらしっかりつかまえていたって、

どんどん衰えてやせ細って

しぼんでいっちゃうものもある。

 

そして、どこかへ消えてしまう。

 

何も固定できないし、

何もつかむことはできないし、

何も支配することはできない。

 

こんな不安な世界に

留まっていることができるかと言われる。

 

こんな世間に安住できるかと言われる。

 

だれもが本当は

不安のない世界を求めている。

 

この不安と悲しみと苦しみのない世界を。

 

そんな世界はどこにあるの?

 

さあ、人生は短いんだよ。

いつまでも愚図愚図言ってたら終わっちゃうよ。

と言われるんですね?

 

それがこの「老衰の経」のはじまり・・・

 

 

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