真の人と出会って心の解放へ

心の解放へと導いてくれる真の人(本)との出会いの記録。(毎田周一「釈尊にまのあたり」他 聖徳太子・親鸞・宮沢賢治・・・生きてる人も)

積み上げたものが多いほど、成功が大きいほど、手放すのは難しい

すべてを失って初めて気づくこと

~最上のものの八つの経より②~ 

797-2

知識や学問や徳行や思想の 

優れた成果が 

自分の中にあると思っているものは

それらのことだけを自分でつかまえて 

その外のすべてのものは劣っていると見る

 

たくさん本を読んで、

たくさん勉強して、

いろんな知識・学問・徳行・思想を知り尽くして・・・

 

自分の成功は、

この努力の賜物だ!

このわたしを見習って、

もっと努力すれば、

みんな成功できるのに・・・

と思って世の中を見下ろしている。

 

例えば、小さな子どもや、

貧しい人たちのつぶやきが、

自分の気づいていない、

真実を証しても、

 

そんなのは自分とは関係のない、

くだらないことばだと思っているから

耳を貸そうともしない。

 

どんな知識・学問・徳行・思想を積んでも、

それだけではとらえようもない、

真理の世界があることを知らない。

 

人は、どんなに努力をしても、

自分の力ではどうにもならない

大いなる真理に直面しない限り、

この思い上がりを砕くことはできないんだな。

 

しかもやっかいなことに、

積み上げたものが多いほど、

成功が大きいほど、

そこに執着し、

それを砕くことは難しい。

 

震災ですべてを失って立ち尽くすところから、

それまでとは別の人生のスタートを切る人たちの姿を

たくさん目にした。

 

自分の中に積み上げてきたものを手放すしかない状況に置かれて、

初めて気づくものが人にはあるんだな。

 

 

☆彡書店開いています!☆彡

 

☆彡 もうひとつブログ☆彡