真の人と出会って心の解放へ

心の解放へと導いてくれる真の人(本)との出会いの記録。(毎田周一「釈尊にまのあたり」他 聖徳太子・親鸞・宮沢賢治・・・生きてる人も)

人間が「考える」ということは、真理とは何の関係もない

真理は直観でしか与えられない

~最上のものの八つの経より⑦~

802-7

だから彼には自分で考え出した 

知識や学問や思想の影すらもない

このように道に達した人が

どんな考えにもとりついていないときー

世間の人が彼をこういう人だと摑まえようとしても 

決して摑まえられるものではない

 

 知識、学問、思想・・・

 

人間が一定の立場をもって

「考える」ということと、

真理とは、

何の関係もないと言われる。

 

その「考え」というものに

とりつかれている限り、

真理は見えないんだな。

 

真理は直観するもの。

 

人間の「考え」なんていうものは、

入り込むすきもないもの。

 

「考え」によって成立するものも、

「考え」を成立させるものも、

いっさいない。

 

この「無」の自在の人を、

世間の人たちに説明しようがない。

人間的な考えでは、

理解しようがない。

 

そういうものをいっさい超えたところに

「無」の人はいらっしゃるんだな。

 

 

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