心を乱す、暗黒の部分を取り払って、本当の自分に至るには？
心の乱れに気付くこと、自覚することでしか、暗黒を取り払うことはできない
～サーリプッタの経より⑨～
９６７－１３
盗むことなく
嘘をつかず
弱いものにも 強いものにも
等しく慈愛を以て接するがよい
心の乱れに気付いたら
『暗黒の部分』が働くのだと
それを取払うがよい
盗んじゃいけないよ。
ただ与えられるものによって生きていくんだよ。
これあげるから、あれちょうだい～みたいな、
交換関係に陥ることなく、
絶対的・一方的に与えられるものによって、
生きていくんだよ。
嘘をついちゃだめだよ。
いつも、ただ誠を尽くすことだよ。
欲しいものがあるときは、
変な駆け引きをせずに、
一方的に、率直に、正直に、
「欲しい」と言うこと。
そして、与えられるかどうかは、
すべて相手の自由意志に任せておくんだよ。
もしも、
不満だらけになったり、
投げやりな気持ちになったり、
感情的になったり、
弱気になったり、
自分をごまかしたり、
卑怯なことを考えて、
目の前のことから逃げ出そうとしたり・・・
・・・そんなときは、
本当の自分が見えなくなっているとき。
「あ～、心が乱れているな」
「暗黒の部分が働いているな」
と、気づくこと。
気づくこと、自覚することでしか、
この暗黒を取り払うことはできないよ。
暗黒を取り払ったもう一つ奥に、
無常の真理があることに気づくこと。
そこにこそ、本当の自分がいるんだよ。
・・・って校長先生（お釈迦様）はおっしゃるんですね？
つづき↓
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