過去に過ちを犯した自分を固定して、いつまでもグズグズしていることは真理に反する。
すべては真理無常のしわざ。私たちにその責任を負う余地も能力もない。
~サーリプッタの経より⑭~
972-18
眼を下にじっと向けて
うろうろと歩き廻らず
深い思いの中にあって
何事にもよく気づき
心の静けさを保って
喜びも悲しみも届かぬ処へ
ゆきつかねばならない
そして疑いの起る余地をなくして
後悔の念を断ち切らねばならない
目をじっと自分に向けている。
キョロキョロうろうろして、
誰がどうだとか言って、
世間にふりまわされている暇はない。
自分を見つめているから、
その深い内省からいろんなことによく気づく。
心の中に荒波なんてなくて、
とても静かで穏やかだから、
微妙なことにもすぐ気づけるんだな。
その敏感な心は、
物事の内面性を見ている。
自分の愚かさをどこまでも突き詰めていくと、
そこに真理が見えてくる。
目覚めが起こる。
直観が働くようになる。
その直観は、疑いの根を取り除く。
今が刻々と展開していくとき、
もう過去を悔やんでいる場合ではなくなる。
過去に過ちを犯した自分を固定して、
いつまでもそこでグズグズしていることは、
真理に反すること。
それどころか、その過去の過ちも、
すべて真理無常のしわざ。
私たちには、
そこに責任を負う余地も能力もない。
・・・と毎田先生は言われます。
なんと、力強い解説!!
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