欲しいものを「欲しい」という、自由な人の率直さ
(犀の角の経 39-5を読んで)
欲しいものを「ください」と率直に言う。
それは、絶対自由の自発的要求。
そして、与えられるか与えられないかは、
相手の自由に任せる。
「嫌われたらどうしよう?」とか、
「断られたらどうしよう?」とか、
「無理させちゃったらどうしよう?」とか、
うじうじ考えていない。
「なんとかして絶対手に入れてやる!」
なんていう執着もない。
だからこそ、あっさりと
「ください。」と言えるんだな。
自分も自由。
相手も自由。
天真爛漫で、自然で、端的で、偽りがない。
率直で、正直で、まわりくどくない。
こうだからこうだとかいう理屈もない。
思想だとか、人道だとか、倫理だとか、常識だとか、
そういう一切の思惟がなくて、
とにかく欲しいから「欲しい」というだけ。
だから「野獣」に例えられているんだな。
お上品ぶったところに自在はないと言われる。
むしろ、粗野な、礼儀知らずの、幼稚・素朴な、
自然のままのところにこそ、自在があると。
欲するままの生活をする。
したいことをする。
かといって、自分の自由のために、
誰かを犠牲にしたりもしない。
自由の人は他人の自由も絶対に承認する。
それが解放された自由の人だと。
本当にそれでいいんですか?
大丈夫なんですか?
そんなふうに思ってしまう私は、
まだまだいろんなことに捉われているんだな。
☆彡書店開いています!☆彡
☆彡 もうひとつブログ☆彡