真の人と出会って心の解放へ

心の解放へと導いてくれる真の人(本)との出会いの記録。(毎田周一「釈尊にまのあたり」他 聖徳太子・親鸞・宮沢賢治・・・生きてる人も)

慈愛と愛著のちがいは?愛著から起こる嫉妬・怒り・不満・憂鬱の苦しみを脱するには?

 

スッタニパータ「犀の角の経」で語られる独立者は、

慈愛に満ちている。

 

独立者は何にも捉われない。

 

自分も自由だし、他の人の自由も認めている。

 

すべての人に、その人が生きたいように生きることを願っている。

 

それが慈愛なんだな。

 

聖徳太子の言われる「和」を実現できるのも、

この慈愛に満ちた独立者。

 

・・・というより、独立者でない限り、

「和」を実現することはできない。

 

ところが、それが愛著となると、

まったく違ってくる。

 

愛著とは、欲望に捉われて、

そこから離れられなくなること。

 

独立者の慈愛とは別物。

 

愛著は煩悩で、所有欲で、支配欲。

 

本来自由になるはずもない他人を支配しようとすれば、

そこには他人の自由との矛盾が起こって、

当然苦しみが生じる。

 

嫉妬・怒り・不満・憂鬱・・・様々な苦しみが・・・

 

この苦しみを脱するには、

自由であるべき自分と、

自由であるべき他人との間には、

所有関係・支配関係は成立しないという道理を見抜くことなんだな。

 

 

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