独立自由への願いはすべての人の内にある悲願。
(犀の角の経41-7を読んで)
子どもを可愛がる。
子どもの成長を何より楽しみにする。
そこにこそ人生の幸せがあると思い込む。
でも、本当にそこに自由があるのかな?
子どもを可愛がることで、
真に自分の生命は輝くのかな?
私たちの生命は個物的生命。
子どもたちの生命もまた個物的生命。
それは私たちの私有できるものじゃない。
単に可愛がって、その成長を楽しむだけじゃなくて、
一個の生命として独立自由を尊重しなければ。
それは必然的な願いだと言われる。
独立こそはすべての人が内に秘めている願いなんだと。
小さな子どもですら、
親の束縛の手をむずかって振りほどくじゃないかと。
この独立への生命の願いは、
愛しいものと別れるつらささえ断ち切っていこうとする。
そうせざるをえない迫力が生命にはあるんだと。
だから私たちの独立の要求は悲願なんだな。
そこに点火されて自覚に至るには、
自覚者との出会いが必要なのだけれど。
点火されれば必ず燃え上がる可燃物は、
すべての人の中にあるのだと言われる。
点火されないまま終わりたくはない。
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