何も所有しない、何も支配しない人の、無限に豊かな世界
世界を我が家として、人々を家族として生きる
~死なない前の経より⑩~
858-11
その人の処には子供も家畜も居らず
田畑や敷地もない
そして彼が手に入れたものとか
未だ手に入れなかったものとか
そういうものが彼の内には何もない
彼には、所有するもの、支配するものがなにもない。
子どももいない。
家畜もいない。
田畑もない。
敷地もない。
財産も家もなんにもない。
とにかく、支配するものを何も持たない。
何かを手に入れようと、躍起になることもないし、
手に入らないと嘆くこともない。
苦労して手に入れたものを
奪われたらどうしよう?!という
不安に心乱されることもない。
彼の欲望の根は絶たれている。
「これは私(だけ)のもの」と支配するもの。
そんなものは何一つ必要としない。
そんなケチくさい世界に生きてはいない。
世界をわが家とし、
人々を家族として生きる彼は、
もっともっと広やかな、
無限に豊かな世界にいる。
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