真の人と出会って心の解放へ

心の解放へと導いてくれる真の人(本)との出会いの記録。(毎田周一「釈尊にまのあたり」他 聖徳太子・親鸞・宮沢賢治・・・生きてる人も)

唯一の永遠平和への道を示す金言

一切の断定を捨ててしまえば・・・

~小さい堆積の経より⑨~

 

これは、一生懸命主張しているときっと気づけないんだな。

 

893-16

自分の道をしっかり摑まえて論ずるものが 

外の誰を『愚か者』だということが出来よう

外の説を愚かだ 汚れた教だというのなら 

外ならぬ彼自身が 

不和を惹き起す当人ではないか

 

894-17

彼は独断の上に立って 

その説を作り上げ 

世間に出て 論争に憂身をやつすー

一切の断定を捨ててしまえば 

人は世間で誰とも争わないで済むのに

 

自分の説を正しいと思い込んで、

それ以外のことは愚かだと言ってしまえば、

他ならないその人が

不和を引き起こす当人ということになる。

 

その「断定」が正に争いのもとなんだと言われる。

 

自分の限られた知性で考え出して、

作り上げた説は真理ではない。

 

真理というのは、

海みたいなもの。

光みたいなもの。

 

それはただただ直観されるしかないもの。

 

自分の一面的な説にとりついて、

それを一生懸命主張しているうちは、

このことに気づけない。

 

その断定が不和を引き起こしている。

「断定」こそが、争いのもと。

 

この断定さえ捨ててしまえば、

平和は実現できるのかな?

 

 

 

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