欲求が起ったときにくだされる4つの断定とそれに伴う感情とは?
欲求→断定・・・このくり返しは正に迷いの道
~闘争と論争の経より③~
866-5
「それではその欲求は
この世で何を元として起こるのでしょうか
又色々に考えて断定を下すことは
何に由るのでしょうか
怒りと嘘と疑いと そして
修道者があれこれと指摘する事柄は
何に基づくのでしょうか」
867-6
「この世で『快と不快』といわれることを元として
欲求が生ずる
色や形の世界で
なくなるとか生ずるとかいうことのあるのを見て
世間の人は考えをめぐらし断定を下すのである
878-7
怒りと嘘と疑いと
これらも亦(快と不快との)二つに過ぎない
そして思い惑う人は
修道者があれこれと指摘していることを知って
智慧の道を進むようにするがよい」
生命というのは、調和作用。
不快なことが起こると必ず快へ向かおうとする。
そこに欲求が生まれる。
欲求が生まれると、それがどうしたら満たされるか、
いろいろな事情を見て、断定がくだされる。
その断定は次の4つに分けられる。
そして、それぞれ新たな感情を生み出す。
①うんうん、うまくいきそう・・・快
②絶望的・・・怒り=不快
③うそをついて相手をうまくごまかせばうまくいきそう・・・快+不快
⑤どうしたらいいのかわからない・・・疑い=不安=不快
この、ただ断定をくだすことだけをくり返して、
あっちへいったりこっちへいったりという、
迷いの道を離れるにはどうしたらいいか?
もっと生命の奥につっこんで、
もっと具体的に解明してみよう!
・・・というわけで、
この経は更に続いていく・・・
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