闘争や論争につながる、人間の浅ましく低級な心理現象はいったいどこから起こる?
強い執着から起こる争いはまさに苦悩の世界
~闘争と論争の経より①~
862-1
「何処から闘争と論争と 憂いと悲しみと
利己心と 傲慢と
人に対する誹謗とが起るのでしょうか
それがどこから起こるかを
どうぞお教え下さい」
863-2
「闘争と論争と 憂いと悲しみと
利己心と傲慢と
人に対する誹謗とは
愛ゆえに起こる
闘争と論争とは 利己心に結びつき
論争が起これば 人を誹謗するようになる」
人と争うことは不愉快な事。
負けるとくやしさや苦しみにおちいるし、
勝とうとすれば相手の弱点をかぎまわって
こすく立ち回ることになる。
相手の犠牲によって得られる自己満足は
まさに利己心。
それがどこから起こるか?との問いに
「愛」だと答えられる。
ここで「愛」って言われるのは、
執着や、あくどい欲望のことなんだな。
それがあっさりしていれば、
それほどでもないけど、
強い欲望はそれを満たそうと
前後の見境もなくなってしまう。
そのために人を不幸にしても、
問題に感じなくなってしまう。
争っている人たちの顔を見てごらん。
そこには何の喜びも、
和やかさもない。
苦悩の世界だ。
☆彡書店開いています!☆彡
☆彡 もうひとつブログ☆彡