真の人と出会って心の解放へ

心の解放へと導いてくれる真の人(本)との出会いの記録。(毎田周一「釈尊にまのあたり」他 聖徳太子・親鸞・宮沢賢治・・・生きてる人も)

人間が考える「悪」も「欲望」も人間が考える以上大したものじゃない

人間の悪も欲望も越えて平安に到った人

~死なない前の経より⑨~

857-10

色々の欲望を悉く顧みないでゆく人 

こういう人を平安な人と私はいう

彼を縛るものは何もなく 

彼は既に執着をこえてしまっている 

 

 人間がしようと思っている悪なんて大したことない。

たかが知れている。

 

人間の欲望と言っても、小さなもの。

 

そういうものを悉く相手にしないということは、

人間の世間での生活に、

何の意義も認めないということ。

 

目の前に真理そのものがある。

その真理に身を任せていかれるだけ。

 

欲望になんて振り回されない。

何にも執着しない。

 

だから、何にも縛られることもなく。

全くの自由だ。

 

こういうふうに、欲望からすっかり離れてしまった人には、

心をざわつかせることもない。

 

ただただ真理に身を任せる自由を味わっていかれるだけ。

 

 

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