人生は欲求→充足→欲求→充足・・・のくり返し。そして、どうしても充足されない欲求は・・・?
来世の想定によるごまかし
~闘争と論争の経より②~
864-3
「愛はこの世で何を元として起こるのでしょうか
又世間に拡がってゆく貪りは
何から起こりますか
そして人が来世に向かって希望を抱き
それが果たされるのは
何に基づくのでしょうか」
865-4
「この世に愛があり
世間に拡がる貪りがあるのも
欲求ゆえのことである
人が来世に向かって希望を抱き
それが果たされるのも
同じく欲求ゆえのことである」
この世は人の欲求で溢れている。
生きていれば、
なにかしら不足を感じる。
生命はそれを満たそうという方向に向かうから
そこに欲求が生まれる。
欲求をなんとしてでも満たそうと
夢中になるのが執着。
欲求→充足→欲求→充足・・・
人生はそのくり返し。
でも、なかなか満たされない欲求もある。
どうしても、どんなに努力しても、
それが満たされないとなると、
人は来世という世界を想定して、
そこで満たそうとする。
そう信じ込むことで、
現在の不足感を満たそうとする。
そうやって、欲望の満たされない苦しみを
ごまかそうとする。
この経では、ここから更に更に
これらの欲求がどういうことから起こるか、
ずんずん掘り下げられていく・・・
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