みんなちがってみんないい
私は金子みすゞさんも大好き!
詩集や特集を読み漁ったり、金子みすゞさんの生涯がドラマになったときは、録画して何回も観たりしたな~。
「わたしと小鳥とすずと」という金子みすゞさんの詩には、
空をとべないわたしと走れない小鳥
音を鳴らせないわたしとうたを知らないすず
・・・と、それぞれができないことが書かれていて、
最後は「みんなちがってみんないい」と結ばれる。
なんかいいよな~!
わたしはこれができるけど、あの人はあれができる・・・っていうのもいいんだけど、
わたしはこれができないよ。それで、あの人はあれができないんだよ。っていうのが。
それでいて、「みんなちがってみんないい」って・・・
この感じが金子みすゞさんらしい。
ところで、今日の壇珠(ミユ)さんの記事は、「みんなちがってみんないい」を壮大な物語にして語ってくれている。
違うということで、どんな良いことがあるだろう。そうだ、別の者が、自分の思いつきもしないことを考えてくれるのかも知れない。ひとりひとりが違うのならば、それはまた、他の誰にも思いつかないことなのだろう。
このアイデアの突飛さに、このターラ人は心の底から笑った。別の個体から、自分には思いもよらない別のアイデアがいつ出てくるかわからないなんて、なんという面白いことだろう!!あまりの突拍子のなさに、笑いが止まらなかった。
わたしたちは他の誰にだって、一生かかったってなれないんだな。
いくら想像したって、他のだれ一人のことだって、本当にはわからないんだな。
それを体験することもかなわないんだな。
もうまるで未知の世界だ。
それなのに、なんだかわかった気になっていておかしいよな。それにそれに、たぶんわたしたちが見ていることなんて、ほんの氷山の一角なんだ。きっと・・・。その人の奥には、他人の知りようのない、深い深いいろいろがあるに違いないんだ。
そんなふうに考えたら、どんな人だって見くびることなんてできない。
薄っぺらで、おバカさんに見える人だって、その中には、他人には決してのぞくことのできない、無限の宇宙をもっているわけだから。
すごいことだな。宇宙と宇宙の氷山の一角と一角がちょこんとお付き合いしているだけなんだな。もっともっと深くお付き合いしたら、きっともっともっと面白いことが起きて、もっともっとびっくりするような、想像もできないような、奇跡が起こるのかもしれない。
そして、このDNAも、長くて遠い宇宙の歴史を通り抜けてきたんだな。そして、これからも長い長い旅を続けていく。わたしがいなくなったあとも、きっと想像もできないいろいろに関わっていく・・・
生きている間に、できるだけたくさんの奇跡にあいたいし、できるだけたくさんの「みんなちがってみんないい」を感じたいな。
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