自分のことが何もわからなくなるまで・・・
昨日の壇珠（ミユ）さんの記事は怒りがテーマであった。
人間の脳というのは、追い込まれて火が着いたらものすごい力を発揮する。わたしが努力家なわけでは少しもなく、誰もがこの機能を搭載しているのだ。怖いものから逃げるのと同じで、わたしはどうしようもなく湧いた怒りのパワーを、「喧嘩ができない」という状況から全速力で逃げるために使ったに過ぎない。ちっとも頑張ってなどいないのだ。
狂犬が追ってきて必死に逃げている人に、頑張って逃げててすごいですねと言うのは変なのと同じだと思う。
確かに・・・確かに・・・
・・・で、最後はなぜか爆笑が止まらない！
ワクワクと同じくらい、強烈な嫌悪感や猛烈な怒り、どうしても許せないという執着などは、爆発させて頑張ってみるのも手だと思う。それに身を任せると現実は意外な展開を見せたりする。
こういうのにどれだけ憧れたか？
こうなりたいとどれだけ思ったか？
私は、いつか書いたけど、溜め込む体質。
壇珠（ミユ）さんの大人トイレトレーニングの記事を読んでから、今年のモットーは「トイレを我慢しない」に決定し、日々それを実行している。
・・・で、その我慢体質の中に、怒りを溜め込むというのがあって、これがいつのまにかコンプレックスになっていた。怒れないということが・・・。
ちゃんと怒れる人が羨ましかった。
そもそももともと怒りに鈍感なのもあって、「あまり怒ってるとこ見たことない」と言われることもある。「よくあんなこと言われて怒らないね。」とか、「ほんとは何考えてるかわからない。」とか、言われることもあった。
特に、先生になってからこれがあだになった。
「ちゃんと怒らないと生徒になめられる」と言われたり、頑張って怒ってるふりをして反発されたり、「怒ってもだめ、叱らなきゃ」と言われたり、とにかく怒ることに関しては、私はまったくどうしていいかわからない。怒るのはダメとか、怒らなきゃダメとかそんなこんなあんな言葉に捉われて、計算してばかりの自分。そうやってうじうじ考えているのすら嫌になる。
そもそも本気で怒るときなんて、なんの考えもなしに、気がついたら怒っていて、そういうときはちゃんと伝わっている気がする。
・・・と、うだうだと考えながら寝てしまったら・・・？
きょう新たに素敵な記事が届いていた。ウフフのふ(´∀｀*)
これを読んだら、怒りを爆発させようが、グッと我慢しようが、怒る練習をしようが、怒ることを忘れてしまおうが、もうどうでもよくなった。そんなことは自分に任せておけばいい。
しかしわたしにはまだまだ自己紹介できることがある。わかった気になって決めつけていることがある。まだまだひっくり返せるということだ。それは面白すぎるが、しかし、人生は短い・・・生きている間に全部それを捨てて、死ぬときには「おかげさまで自分のことがやっとなにもわからなくなりました！さらばじゃ、ガク」とやれるだろうか。
わたしも、「自分はこんなタイプです～」なんてわかった風なことを言ってないで、
「おかげさまで自分のことがなにもわからなくなりました！さらばじゃ、ガクッ」といきたい。
どんなことを学んでも、それが必要なのではないのだと思った。
無駄なのではなくて、学びは尊く、大切で重要でわたしにとってすんごい面白いことだ。しかし、それらの学びにまだ用があるのでは、本当ではない。結局いつも放り出されるのは、生きろ！ということだった。今しか、現実しかない。それ以外になにもない。それが生きろということだと、この２年で、そう気がつく場面にたくさん出会った。
これこれ～！
頭の中で、ああでもないこうでもないと、うじうじ考えていた私は、ようし！と立ち上がり、何をするかと思えば、お風呂の用意をして、すぐ近所にある温泉に直行していた。
温泉温泉～♨♨♨
この解放感！手足を思い切り伸ばして、よどんでいた全身の血液がじわじわと流れ出して、露天風呂に出ると空は真っ青で、空気はひんやり冷たくて、もうほんとに幸せ過ぎてどうでもよくなった。そして風呂上がりのトマトジュースの身に染みること・・・kuu~~~~ (●＞ω＜●)
明日はどんな自分に出会えるのだろう？
日々実験だ！
これをしたらどんな自分がひょっこり出てくるか？
この人にこんなことをして（言って）みたらどんな反応が返ってきて、
それによって自分は何に変身する？
そんなことを考え出すと、やってみたいことだらけで一日何時間あっても足りない。やればやるほど新しい自分がひょこひょこ顔を出してきて、もうどれが本当の自分かなんて、自分でもわからなくなっちゃうかも。それはかなりやばくて、かなり不思議で、かなり面白いことじゃないのかな？
(●＞ω＜●) kuuu~~~~！！！
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