自力の亡者は憂い顔。絶対他力の人は明るい顔。
自力の亡者は憂い顔。
いつも何か心配している。
いつもなにか不満気。
「ああなったらどうしよう?」
「こうなったらどうしよう?」
「どうしてうまくいかないの?」
「こんなに頑張っているのに。」
「ついてないな。」
なにもかも思い通りにならないと嘆いてばかり。
そもそも「思い」というものがあるから、
それが縛りになり、それが捉われになり、
「思い通りにならない。」という嘆きになる。
それに比べて、
絶対他力の人は、
いつもからりと明るい顔をしている。
すべてをなるがままに任せている。
他人のことも他人にお任せ。
物事もその物事にお任せ。
自分のことさえ自分にお任せ。
そもそも自分自身だって、
自分の思うようになんてならない。
「こうしよう!」なんて固い決意をしたつもりでも、
いざとなるとその場の状況に流されて、
思いがけない行動に出てしまうことだってある。
そして、他人のことはもちろん、
何をしでかすかわからない自分自身をも、
楽しんでいる。
そこには自分のちっぽけな「思い」なんて、
遥かに超えた思いがけない展開がある。
そんな自分の「思い」に執着するのをやめれば、
思い通りにならないことは、
ちっとも嘆くようなことでもない。
むしろ、ときに奇跡さえ起こる。
そんな絶対他力の世界に身を任せている人は、
いつも目を輝かせて、
「きょうはどんな新しい展開があるかな?」と、
わくわくしながら生きているんだな。
☆彡書店開いています!☆彡
☆彡 もうひとつブログ☆彡