真の人と出会って心の解放へ

心の解放へと導いてくれる真の人(本)との出会いの記録。(毎田周一「釈尊にまのあたり」他 聖徳太子・親鸞・宮沢賢治・・・生きてる人も)

自力の亡者は憂い顔。絶対他力の人は明るい顔。

自力の亡者は憂い顔。

いつも何か心配している。

いつもなにか不満気。

 

「ああなったらどうしよう?」

「こうなったらどうしよう?」

「どうしてうまくいかないの?」

「こんなに頑張っているのに。」

「ついてないな。」

 

なにもかも思い通りにならないと嘆いてばかり。

 

そもそも「思い」というものがあるから、

それが縛りになり、それが捉われになり、

「思い通りにならない。」という嘆きになる。

 

 

それに比べて、

絶対他力の人は、

いつもからりと明るい顔をしている。

 

すべてをなるがままに任せている。

他人のことも他人にお任せ。

物事もその物事にお任せ。

自分のことさえ自分にお任せ。

 

そもそも自分自身だって、

自分の思うようになんてならない。

「こうしよう!」なんて固い決意をしたつもりでも、

いざとなるとその場の状況に流されて、

思いがけない行動に出てしまうことだってある。

 

そして、他人のことはもちろん、

何をしでかすかわからない自分自身をも、

楽しんでいる。

 

そこには自分のちっぽけな「思い」なんて、

遥かに超えた思いがけない展開がある。

 

そんな自分の「思い」に執着するのをやめれば、

思い通りにならないことは、

ちっとも嘆くようなことでもない。

 

むしろ、ときに奇跡さえ起こる。

 

そんな絶対他力の世界に身を任せている人は、

いつも目を輝かせて、

「きょうはどんな新しい展開があるかな?」と、

わくわくしながら生きているんだな。

 

 

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