過去に捉われず、未来もあてにせず、現在もつかまない。
一切の雑音がなくなった静かな生活
~杖を取り上げるものの経より⑬~
949-15
あなたが若し過去のことは涸らし尽くし
未来はあなたにとって何もないようにし
そして現在のことを掴まないなら
あなたは静かな生活をすることになるだろう
過去にしがみつかないし、後悔もない。
過去の成功も、失敗も、すでになんの意味ももたない。
未来を恐れないし、あてにもしない。
この世のすべてが無常と悟った人にとっては、
これは何の不思議もないこと。
なので、彼は何が起ころうと、驚きもしない。
そして、現在さえもつかまない。
「過去にも未来にもこだわらず、現在に生きるんだ!」
なんていう、がんばりもない。
このように、過去も未来も現在もないということは、
ときを超えた永遠があるだけ。
なにがあろうと、それはすべて世間のこと。
それを超えてしまっている人には、
なんにも意味をもたない。
過去も未来も現在も超えた永遠の人。
これは「無」というほかはない。
そこには、一切の雑音を離れた静かな生活がある。
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