悲しむこともない。心配することもない。それが悟った人の姿。
何にも捉われず、自在に行かれる姿こそが慈悲
~杖を取り上げるものの経より⑫~
948-14
この世の色々の欲望と
渡るに難い執着とをこえた人は
流れを断ち切って
何にも束縛されず
悲しみも心配もない
悟った人には、悲しみも心配もない。
逆に悲しんだり心配したりしていれば、
悟った人とは言えないんだな。
なぜなら、一切を無常の真理に任せておられるから。
その真理の世界が展開していくのを、
ただただ楽しむだけ。
何にも束縛されず、
自在に、真理と一体となって行かれるんだな。
悲しみもせず、心配もしないと聞くと、
薄情な人と思われそうだけど、
決してそうではない。
悟った人の無碍自在のお姿こそが、
私たちにとっての大きな慈悲なんだな。
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