真の人と出会って心の解放へ

心の解放へと導いてくれる真の人(本)との出会いの記録。(毎田周一「釈尊にまのあたり」他 聖徳太子・親鸞・宮沢賢治・・・生きてる人も)

学べば学ぶほど理論はいらなくなる

 

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自分を探求して気づきが重なっていくと、それは「人間ってすごいな」という畏敬の念を発見していくことにつながる。そして、人間を探求していて気づきが重なれば、それはやがて「宇宙ってすごいな」という畏怖の念を発見していくことにつながっているものだと思う。それが自然なプロセスだと感じる。自分のことはどんどんちっぽけになるし、でも同時に、自分自身に対して自然に対するのと同じ畏敬の念を抱く。そういうものじゃないか、なあ宇宙よ!と思っている。

 

広〜い 世界の一部だけのちっぽけな世界を見て、それに捉われて苦しんでいた自分の視野は、学べば学ぶほど広がっていく。

それとともに自分はどんどんちっぽけになってそれとともに苦しみもちっぽけになって、支配できる気がしていたちっぽけな世界は実は果てしない宇宙の中にあり、ただただそれに包まれているだけだと知る。

それをどうこうしようだなんて、馬鹿なことに苦しんでいた自分は可愛いもんだ。

なあ宇宙よ!

 

今ここにいる自分をカメラに映して、そのカメラを空に向かってどんどん引いていくイメージ。

自分はどんどん小さくなるとともに自分を包む世界はどんどん広がっていって、そのうち壮大な宇宙に浮かぶ美しい星地球が見えてくる。

もう苦しんでいた自分はどこにも見えず、ただただ自分を含めこの宇宙の中の一員として一生懸命生きているすべてが愛おしくなる。

 

わたしは、わたしたちの存在について、すべてをマニュアル化することができるという発想や、言語の領域で完全に説明するべきだという発想、それから、それらを使わなければ問題を解決したり、物事を完璧に進めたり扱ったりできないという発想をもつのは、わたしたちの「わからないということへの恐怖」「自然なままにしておけず、教育が必要だという不安」「マニュアル化して使えるようにしなくてはうまくいかないという不信感」によるものだと思うのだ。野生ではなく、教育されたマインドによるもの。
めっちゃわかりやすく言うと、自分を駄目だと思い、ビビっているのだ。

 

わたしは人の本来の力を引っ張り出すキッカケ以上のことをしなくとも、人間の力の、まだ自分でも未体験の領域について信頼すること、感覚に任せていくことがとても神聖で大切なことだと思っている。
りんごの味をわかってもらおうとしたときに、いくらどれだけ説明したとしても、実際に食べるという体験には敵わない。それはもう言語の次元とは別次元のことだ。なにも知識がなくても、食べれば味はわかるじゃないかよ。自分の舌ナメてんなよ?ということだ。舌では舌をナメられないかもしれないが。(笑)そして舌の機能とそこから生まれる感覚は神聖である。

 

だから、どんな手引きも導きもマニュアルも捨てるためにあって、詳しくしていくことではなくどんどんシンプルにすること、理論を身に着けていくのではなく不要となって脱ぎ捨てていくこと、余計なものをどんどん削ぎ落として裸になっていくほうが良いのだと思っている。探求していけばいくほど、探求自体が要らんのだな・・と気がつくことばかりだ。

  

教育の世界にいると、何かを子どもたちに教えようとしたり、わからせようとしたりして、努力したり工夫したりすればするほど、子どもたちの心はそこから離れていくということがある。

日本で漫画とゲームがこれほど発展するのは、義務教育で扱われないものだからという話をきいたことがある。

それじゃあ教育も学校もない方がいいじゃん?と思ってしまう。

 

でも私は最近、何よりも正直な反応をする様々な子どもたちがいる学校を、ひとつの実験現場みたいな感覚で、おもしろい所だなと思うことがある。

子どもたちを何とどんなふうに出会わせると、どんな反応が起こるか?どんな働きかけをすると、何が飛び出すが?そういう実験をするのが楽しい。そして、教えるどころか、「へえ~そうなんだ!」とびっくりさせられたり、気づかされたりすることばかりだ。そうなると、学校はまさに毎日が新しい気づきに出会える場所になる。

 

りんごの味を伝えたいときに、味蕾の働きの説明や唾液の出方やりんごの糖度なんかを説明しなくても、最後は「ほら、YOU食べちゃいなよ」ひとことで、本当に食べてもらえるほうがいい。わたしがどれだけ手を尽くしたって、本人の舌には敵わないからだ。

 

音楽なんてまさにそう!

理屈で説明し始めるとつまらなそうな顔をしていた子が、音楽を流したり演奏したり歌ったりになると、とたんに生き生きするなんてことがよくある。

この曲はなぜこんなに軽快かというと、ハ長調で4分の4拍子でテンポ早めでリズムは・・・なんて理屈がわからなくたって、あ〜もう感じてるじゃん?わかってるじゃん?これでいいじゃん?て思う。

 

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