次から次へ起こる欲望のもとは、支配欲・所有欲
欲望は止まらない。
死ぬまで止まらない。
一瞬も止まらない。
ひとつ叶えば次から次へ。
欲望は生きる原動力でもある。
この欲望を、
スッタニパータの中では、
激流に例えられる。
苦しみのもとにもなるこの欲望の激流を、
涸れさせるには・・・？
その行き着く先を知ることだと言われる。
一体何を求めて止まないのかな・・・？
その行き着くところは、
自分の生きるこの世界を、
自分の思い通りにしたいという、
支配欲・所有欲。
・・・でも、
一転して、私たちはもうすでに、
この世界の支配者であり、
所有者だと言われる。
真理の法則を知れば、
もう、この世を自由自在に生きることができると。
例えば、川を逆流させることはできない。
おひさまを西からのぼらせることはできない。
例えば、
川の流れに逆らって泳ごうとすれば、
とてつもない苦しみが生じる。
でも、その法則を知れば、
川の流れに従って、
自分を思うところへ運ぶことができる。
その法則を「無常」としてつかまれたお釈迦様は、
その無常の真理と一体となって、
自由自在に働かれたんだな。
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