常識に従うのは世間に捉われないため
世間の評価を得ることには、無関心
~杖を取り上げるものの経より⑪~
947-13
こういう人が悟った人であり
最高の智慧に到った人である
彼は物事の道理を知って捉われず
世間にあっては正しい道をゆき
そしてこの世の誰をも羨まない
悟った人は、世間の道理を知っている。
それが絶対大事だと思っているわけではなくて、
一応心得ているということ。
だから、世間で正しいと言われる道から
わざわざ外れるようなことはしない。
それが救われる道だからそうするのではなくて、
世間に捉われないためには、
世間の正しい道をいくのが、
一番いいとわかっているから。
わざわざ常識から外れるようなことをすれば、
世間との間にいざこざが起きて、
世間に捉われることになる。
それが嫌だから従っているだけ。
そして、誰かを羨んで、
「あの人はいいよな~」なんて、
物欲しそうな顔をしない。
世間の常識に従うといっても、
それで認められようとか、
評価を得ようなんて考えていない。
だから、他人がうまくやって、
世間で評判を得たとしても、
羨むどころか、
そんなことにはまったく関心がない。
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