思い上がりを砕いて、自覚者のことばに耳を傾ける
学び続けること以外にどこにも信はない
~速やかなことの経より⑪~
933-19
修行者は以上のことをよく理解して
微妙なことによく気付き
いつも目醒めて学びながら
一切の煩いのなくなる処に
『静けさ』のあることを知り
目醒めた人の教を聞いて
時を空しく過ごさぬがよい
934-20
その人は自らに打克って
他に打克たれることなく
ひとから聞いてではなく
自ら証しして真理を見た人である
だからこそこの尊き師の教をあがめ
怠ることなく
それに従って学んでゆくがよい」
-と世尊はいわれたー
これまで11のガーターで
信の人の行いが語られてきた。
信の人は必ずこのような行いをする。
逆に、この中の一つでも
自分にないことを発見したら、
自分には信はないということだなんだな。
だからいつもいつも自分を見つめて、
微妙なところにもよく気づかなくては。
その感受性をどこまでも
新鮮に研ぎ澄まして、
自分をしっかり見つめなければ。
そのためにも、
自ら証して真理を見た、
自覚者のことばをよく聞くこと。
聞くことによって、内省の道は深まる。
自分の思い上がりを徹底的に砕いて。
また、他人に対すれば、他人に煩わされ、
捉われて、自由を束縛されることになる。
だから、人には対さない。
そして、とにかく学び続ける。
学ぶこと以外にどこにも信はない。
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