真の人と出会って心の解放へ

心の解放へと導いてくれる真の人(本)との出会いの記録。(毎田周一「釈尊にまのあたり」他 聖徳太子・親鸞・宮沢賢治・・・生きてる人も)

もうすっかり肩の荷がおろされて、自由に解放されている人とは?

 

何もわかっていないということがわかっている人

~大きい堆積の経より⑬~

914-20

静かな人は 

この世のどんなことでも 

自分の見解や学問や思想を拠りどころとして 

それを見ない 

彼の肩の荷はすっかりおろされて 

自由に解放されている 

そして時に流されることなく 

快楽に耽らず 

何も願い求めるものがない 

ーとこのように世尊はいわれたー 

 

 静かな人は、

「この問題はこうして解決されなければならない」なんて、

もっともらしく言ったりしない。

 

人の知性なんて限られたもので、

それを持ち出しても

無限な世界の真理なんてわかりっこない。

 

それがわかっている静かな人は、

世間と交渉したりしない。

 

だから世間に汚されることもない。

 

もうすっかり肩の荷がおりて、

自由に解放されている。

 

なにも世間にあてにするものもない。

 

ただただ永遠の今を楽しみ、

そこに自分の全生命を投げ込んで、

真理と一体になる喜びに満たされている。

 

そこには遊戯三昧があるだけ。

 

 

 

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