真の人と出会って心の解放へ

心の解放へと導いてくれる真の人(本)との出会いの記録。(毎田周一「釈尊にまのあたり」他 聖徳太子・親鸞・宮沢賢治・・・生きてる人も)

よい仕事、よい家庭によって幸せを守ろうとする姿と、誰とも支配関係をもたない自由を生きる姿

自力の生活と他力の生活

~スッタニパータ・ダニアの経より⑤~

 

「ダニアはいいな~!」

「いい奥さんがいて!」

「子どもたちもみんないい子だし・・・」

「しかも、立派な仕事をして、生活も安定している。」

 

世間の人たちはダニアをうらやんだろうな~。

 

でも、実はこのことが

すごい執着を生んで、

ダニアも、まわりの人たちも、

がんじがらめにしている。

そして、そのことには、

全く気づかない。

 

24-7

私は自分で働いて暮らしをたてている  

       と牛飼ダニアはいった

子供達は一人残らず健康で

人からの小言など一つも聞いたことがない

さあもしも降らそうと思うなら 

神よ雨を降らせるがよい

 

25-8

私は誰にも使われてはいない  

       と世尊はいわれた

求めて得たものでこの世に自由に生きて

働きへの報酬など受け取りはしない

さあもしも降らそうと思うなら 

神よ雨を降らせるがよい

 

 

「自分で働いて暮らしをたてている」

と、自力の生活を誇るダニア。

でも、本当は、

たまたまそういう状況にあるだけ。

 

ダニアの努力も意志も関係なく、

真理は暮らしをたてさせないことだってあるかもしれない。

がんばっていれば必ず暮らしはたつものとは限らない。

 

それに気づいていないダニアは、

とても傲慢になっているということですね?

 

 

これに対して、お釈迦様は、

自分の幸せのために、

何の条件も必要としない。

 

支配したりされたり、

交換条件として、報酬をもらったり、そんな、

人との対立関係・支配関係から離れている。

 

自由に求め、自由に与えられたものだけを受けられる。

他力の生活。

 

ただただ真理として自由に働かれる。

生かすも殺すもすべて世界に任されている。

 

 

どんなに自力だけでがんばっても、

真理にだけはかなわない。

 

そのことを認識できれば、

真理に身を任せる他力的な生活ができれば、

執着から解放されて、自由になれるのかな?

 

次は、ダニアの執着は財産にいきます。

\(◎o◎)/!

 

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