何かを実現するのは私ではなくて真理。それを認識すれば、そこに自分を解放するしかなくなる。
真理がわたしたちを通して実現する偉大な生命の展開を味わおう
~大きい堆積の経より④~
902-8
熱望し 希求するものには
その計らいゆえに おののきがある
この世で 死も生もないものー
彼は何におののき 何を求めよう
何かを熱望し希求する。
計画して実行しようとする。
未来を、現在をも当てにして。
自分にはそれを実現する能力があるとして。
その能力でこの世に何かを実現しようとしている。
でも、この世界をよ~く見れば、
それは真理の世界。
無常の世界。
私が支配できる世界ではない。
真理は無慈悲で無常だ。
私の熱望も希求もお構いなしだ。
だからこの計画の実現を切に願えば願うほど
真理を恐れることになる。
この苦悩は真理というものを知らない
無知からくると言われるんだな。
何かを実現するのは、真理であって、
私ではない。
私が実現することは
真理が私を通して実現すること。
真理が働かない限り、
何一つ実現できることはない。
このことがはっきり認識できれば、
真理に自分を打ち任せるしかなくなる。
死も生も含めて。
そこまで悟った人にとっては、
もう恐れることも求めることも
何もなくなるんだな。
それどころか、真理の世界は
自分が熱望し、希求する
ちっぽけな計画なんてはるかに超えた
無限に偉大な生命の展開を見せてくれている。
それをただただ経験し、味わってごらん。
そこに自分を解放してごらん。
と言われるんですね。
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