その道を行く人の段階と種類?スッタニパータ・貧しい鍛冶屋、チュンダの問い
自分の道に当てはめてみよう
~スッタニパータ・チュンダの経より~
チュンダは、貧しい鍛冶屋の青年。
小さい頃に両親を亡くしていて、
幼いころから、どれだけの苦しみや悲しみを背負ってきたか、わからない。
でもひたむきに、純粋に、一生懸命生きている人。
いつもいつも、お釈迦様を心から尊敬して、
熱心に学んでいるチュンダと、
お釈迦様の対話が書かれている。
では、チュンダの経から、最初のガーター紹介します。
83-1
と鍛冶工チュンダはいった
自覚者 真理の王 貪欲を離れた人
人の中の最上の人
最も優れた馭者である方にお尋ねします
世の中にどれだけの修行者がいますか
それをどうぞおっしゃって下さい
チュンダは、たぶん、世にもまれな、純朴な青年。
だから、これは、決しておべんちゃらではなくて、
もう、チュンダは、どれだけお釈迦様を尊敬しているか、
その思いの丈を、ありったけの言葉を使って、伝えたんだな。
そして・・・質問がいい!
ここでは、修行者として、その種類について尋ねられているけど、
これは、いろんな道に当てはめてみたら、本当に本当におもしろい。
政治家の道、お相撲さんの道、お医者さんの道、
音楽家の道、商売の道、お笑いの道、
つまり、人として生きる道ってことで・・・
自分が、自分の人生の道において、
どこへ向かっているか?
今、どのへんにいるか?
どんな過程の、どんな段階にいるか?
知りたい!👀
チュンダが、私たちを代表して、
思い切って聞いてくれているんだな。
で・・・次のお釈迦様のことばです。
84-2
四種の修行者がいて第五の者はいない
チュンダよ と世尊はいわれた
あなたははっきりと問うたのでそれについて
では明らかに説いてあげようー
それは「道の勝利者」と「道を説き示す者」と
「道に生きる者」と それから「道を汚す者」とである
まさに、まさに、チュンダが褒めたたえるように、
お釈迦様という人は、
チュンダの言いたいことをすぐに感じ取って、
的確に、はっきりと、応えてくださる。
このあと、チュンダとお釈迦様の対話は続いていって、
四種の修行者について、詳しく明かされる。
まあまあ、お釈迦様が、世間の人たちを、
どれだけ鋭い目でごらんになっていたか・・・
ちょっと、恐ろしくなるくらいです。
では・・・
その、詳しい説明と、
毎田先生の、衝撃的なおことばは・・・?
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