真の人と出会って心の解放へ

心の解放へと導いてくれる真の人(本)との出会いの記録。(毎田周一「釈尊にまのあたり」他 聖徳太子・親鸞・宮沢賢治・・・生きてる人も)

戦うのをやめればそこに最も自然な宇宙の秩序が働く

私は「100分de名著」という番組が大好き。

もともとそんなに名著と言われるものを読んでこなかったので、知らないことだらけだけど、この番組を観ると、名著というものが、なぜ名著と言われるのか、いつもものすごく納得してしまう。

 

今月の名著は、古代ローマ皇帝マルクス・アウレリウスが書いた「自省録」。

 

2000年も前のローマ皇帝が、人間関係などに一人悩み、自分の内面と向き合いながら、密かに書いたと言われる手記のようなものが、こうして自分に届けられるなんて、本当に奇跡のようなことだ。

書いたアウレリウスにももちろん感謝だけど、こうして私に届くまでに、そこにはどれだけの人々のどれだけの想いが働いたのかなんて考えると、想像を絶する。本当に人間て、すごいことを実現しちゃうんだな。多くの人の強い強い想いが重なり合いながら、長い長い年月をかけて、こんな信じられないようなことが起きちゃうんだな。

古代ローマ皇帝は、まさか自分がこっそり書いていたものを、2000年も後の、遠い国の、名も知らない誰かが、こんなにも喜んで夢中になって読んでいるだなんて、想像もしなかっただろうな。

「アウレリウスさま、本当にありがとうございます!」m(__)m

なんて言われても、

「いやあ、まいった!そんなつもりは毛頭なかった。まさか他人に見られるなんて!」って照れちゃうかもね。

 

ところでこの本の中で、「ロゴス」という言葉が出てきた。

ロゴスっていうのは、宇宙の秩序。

よくなろうとして、協力しようとするもの。

それはすべての人の中にあるもの。

それに従いさえすればいいもの。

ロゴスに従うことは、人間にとって最も自然なこと。

そこに対立は生まれない。

 

すべての物事は魂に触れることなく、ただ外に静かにあるだけ。そこに苦悩を生じさせているのは、自分の判断。それはすべて余計なことなんだという。

 

自分や自分のしたことの価値は揺るぎないもの。誰かの評価によって上がったり下がったりするものではないという。

 

自分の判断や他人の評価に振り回されるのをやめれば、みんなロゴスに従うことができるのかな。そうしたら、世界はもっとも調和のとれた、みんなが生きやすいところになるのかな。

 

壇珠さんの記事を読んでみよう!

note.mu

 

いつまでも同じ感情が張り付いているときは、その感情に負けてしまっている。それはわたしたちが弱いからではなくて、そこにすっぽり飲み込まれていて、とても解けそうにないと思ってしまっているだけだ。
わたしにはとても無理です・・・!と弱い子ぶりっこしてもダメなのだ。本当に誰しも、ちゃんと抜けられるのだ。

 

どんなに自分を支配している執着でも、それは「解け得るもの」だと知っておこう!そこにある以上は、追い出すことも消すこともできない。だから、歓迎するつもりでこちらから出迎える。満足したところで自然と去っていくものだから、それまでは自分の一部とお付き合いして眺めてみよう!

 

戦うのをやめればいいんだな。すべてはそのままに。あるがままにしておけば。執着を、自分を苦しめるものだと思ってやっつけようとしなくてもいいし、他人の評価を得るためにそれを変えようとしなくてもいい。

そうすれば、ロゴスが働いて、自然と必要のないものは、ときがくれば消えていくんだな。

 

壇珠さんが自分のために書いている毎日投稿も、こうして毎日楽しみに読んでいる人だけでなくて、今は影も形もない、これから生まれてくるかもしれない、遠い遠い未来の、遠い遠い国の、全く知りようのない誰かの心にも、いつかあったかいメッセージとして届くことがあるのかもしれない。そんな知らない誰かの人生を幸せにするための働きをするのかもしれない。

 

それってとてつもなく素敵なことですね?!

 

 

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