真の人と出会って心の解放へ

心の解放へと導いてくれる真の人(本)との出会いの記録。(毎田周一「釈尊にまのあたり」他 聖徳太子・親鸞・宮沢賢治・・・生きてる人も)

スピノザの真理とお釈迦様の真理


NHK100分de名著 スピノザ エチカ の最終回を観た。

わくわくしながら・・・

 

今回のテーマは「真理」

 

魚が水の中でしか自由に泳げないように、

人は真理の中でしか自由に生きられないんだな。

 

スッタニパータ「杖をとりあげるものの経」の中に

こんなガーターがある。

 

836-2

水の少ない処ではねかえっている

魚のような人を見

また互いに反目している人たちを見て

私は恐ろしくなった

 

本来いるべきところは、

魚にとっては水。

人間にとっては真実。

 

それなのに、水から出てはねかえっている魚。

しかも、お互いににらみ合っている。

 

本来いるべきところにいないから、

息も絶え絶え。

 

息を切らして、

自分の思いだけで、

自分の考え通りに相手を動かそうと、

にらみ合っているんだな。

 

なんと浅ましく、おぞましく、

恐ろしい姿。

 

これは、

自分をあらしめてくれている

真理の作用に気づかず、

逆に自分が支配し、所有し、

自分のものとして固定できるものがあると思い上がり、

真理を離れてはねかえっている人間の姿なんだな。

 

それで平和が実現できるわけがないのに、

人は争いをくり返してしまう。

 

そうやって、

真理を見ない、人と人とが争っている恐ろしい情景。

あちこちにそんな姿を見て、

お釈迦様は心を痛められたんだな。

 

そして呼びかける。

 

「こっちだよ。」

「はやくこっちに戻っておいで。」

「そんなところには苦しみしかないよ。」

「魚が水の中でしか泳げないように、

 人間は真理の中でしか自由に生きられないんだよ。」

 

「早くそれに気づいて戻っておいで!」

 

 

スピノザの真理とお釈迦様の真理を学んで・・・

 

 

真理とは・・・?

 

ひらめき

 

直観でしか得られないもの。

 

体現するもの。

 

「あ~そういうことか~!」

と体得するもの。

 

他人に説明してもらったり、

公的に検証できるものじゃない。

感覚として得られるもの。

 

真理を知ることで

自分を知ることができる。

 

世界とつながっていくことができる。

 

どんどん自由になっていける。

 

本当は、

自分にとっていいことは、

みんなにとってもいいこと。

 

 

スピノザのお話とお釈迦様のお話。

つながっているようで

うれしくなっちゃう。

 

みんなに幸せになってもらいたい。

みんなに自由になってもらいたい。

 

ただただその一心で

真理を明かされたんですね。

 

真理は一つなんだな。

大きな海みたいに。

 

人が掴んで

これが真理だ!

いや、こっちこそが真理だ!

なんて言えないもの。

 

ただそこに身を投じてみればわかるもの。

 

水を得た魚のようになれるもの。

 

そうすれば

誰かと対するということはなくなる。

ひとつに融け合っていける。

 

そこにこそ

調和が生まれる。

 

みんながお互い尊重し合って

真理の大海を

生き生きと自由に泳げる世界って、

素敵だな。

 

☆*:.。.(°▽°).。.:*☆

 

 

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