無知の矢が刺さっている人は、忙しい、疲れる、暇がない・・・と騒ぎまわっている
自分に力があると思っているうちは、無知の矢は抜けない
~杖を取り上げるものの経より⑤~
939-5
この矢の刺さった者は
あらゆる方向に駆けまわるのであるが
その矢を抜いてさえしまえば
駆けまわったり
はては身動きならぬことに
ならなくてもよいのである
あれもしなきゃ!
これもしなきゃ!
と忙しがっている人は、
この無知の矢が刺さっている人なんだな。
そんな人は、
忙しい、疲れる、暇がないと、
いつもばちゃばちゃ騒いでいる。
その矢を抜いてさえしまえば、
駆けまわることもなくなるし、
行き詰って身動きできなくなることもない。
でも自分に力があると思っているうちは、
この矢が刺さっていることに気づかない。
「無為に化す」ということばがあるけど、
人がそのせまい知性を振りかざして
やらなければならないことなんて、
一つもない。
すべて真理に任せておけば、
自然にあるべき方向へ向かって真理は働く。
働くのは私ではなくて真理だ。
私は真理に従えばいいだけなんだな。
自分の力が働くと思っているうちは、
無知の矢は抜けない。
自分の小ささに絶望して、
真理にお任せするしかなくなったとき、
その矢は抜けるのかな。
そうすれば、
もう自分を苦しめるものは何もなくなる。
すべての捉われから解放されて、
自由になれる。
そこには真理だけが働く。
私は真理そのものになる。
そのために学ぶんだな。
☆彡書店開いています!☆彡
☆彡 もうひとつブログ☆彡