真の人と出会って心の解放へ

心の解放へと導いてくれる真の人(本)との出会いの記録。(毎田周一「釈尊にまのあたり」他 聖徳太子・親鸞・宮沢賢治・・・生きてる人も)

苦しむ人の心の中にささっている無知の矢をぬくには?

 とにかく自覚者の自覚の言葉を聞くしかない

~杖を取り上げるものの経より④~

938-4 

そこには必ず行き詰まりがあり 

人がそれにぶつかって

どうにもならぬのを見て

私は不愉快になった 

そうして一見しては解らない矢が

彼等の心中に刺さっているのを見た

 

自分にはなんとかできる力があると思って、

その筋を通そうとする。

 

でも本当は自分に真理を支配する力はない。

 

だから必ず最後は行き詰まる。

 

真理の壁にぶつかる。

 

そして、

「どうして?」

「こんなにがんばっているのに。」

「私は正しいのに」

「どうして思い通りにならないの?」と嘆く。

 

そんな姿を見て、

お釈迦様は不愉快になったと言われる。

 

これこそがお釈迦様の慈悲なんだな。

 

そして、一見してはわからない矢が

心中に刺さっているのを見たと言われる。

 

これは無知の矢なんだな。

 

この矢は見えないからやっかいだ。

 

でも、人が苦しむ限り、

必ずこの無知の矢がささっている。

 

自分の有限な、

自分中心の立場で作り上げた考えで

生きようとするとき、

真理の世界を認識することができない。

 

真理の世界は

個人的な都合にはおかまいなしに展開する。

 

この苦しみのもとになっている

「無知の矢」をぬくには、

自覚者のことばに耳をすませる以外に方法はない。

 

自覚者のことばに耳をすませて、

真理を認識するしか、

苦しみの矢を抜く方法はないんだな。

 

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