世界をそのままに直視する人には、何もしなければならないことはない。
不動の人は無為自然の人
~杖を取り上げるものの経より⑰~
953-19
情欲を離れて
智慧の目の開けたひとには
何かをしようとすることが
全くない
彼は何かを得ようとつとめたりなどせず
到るところに平安を見出している
永遠の生命によって
もうすでに成り立っている世界を
いつも目の前に見ている人には、
何かをしなきゃいけないといって、
あくせくすることはなにもない。
もうすでにそこにあるものに
平安を見出している。
ありのままを見ている。
なるべくしてなっている世界を
そのままに直視している。
これじゃだめだといって、
そこに自分の力で、自分の努力で、
何かをして改善しようなんていう
思い上がりは全くない。
そんなことは、無意味なことだと悟っている。
不動の人とは、
無為自然の人なんだな。
だからといって、お釈迦様は怠け者ではない。
努力の人だ。
努力の質が私たちの努力とは違うんだな、きっと・・・
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