真の人と出会って心の解放へ

心の解放へと導いてくれる真の人(本)との出会いの記録。(毎田周一「釈尊にまのあたり」他 聖徳太子・親鸞・宮沢賢治・・・生きてる人も)

仏教なんてどこにもない!あるのはただ真理だけ。

仏教を本当に信じる人はそれにとりついて誰かと言い争ったりしない

~大きい堆積の経より⑧~

 

907-13

自在の人には 

他に導かれるということがなく

彼は色々の教を考察しても 

それにとりつきはしない

そのようにして彼には

人といい争う余地がない

何故なら彼は他の教を 

これは特に優れたものだといって 

とり上げたりしないからである

 

私たちは迷い悩む中で、

「どうしたらいいのか?」とその答えを求めようとする。

 

そして、いろいろな説や教えにとりつこうとする。

 

そうやって仏教に出会った人が、

「これこそが真理だ!」

「これこそがすばらしい教えだ!」とその教えにとりついてしまう。

 

もうそれだけで頭がいっぱいになって、

それだけが正しいと思い込んでしまう。

 

他のものを退けたり、

軽蔑したりして、

「それは違う。こっちこそが正しい教えだ!」と言い張って、

論争を起こしたり、

それを誰かに押し付けようとしたりするとしたら、

それほど下らないことはないと言われる。

 

それこそは、お釈迦様が最も嫌われることなんだな。

 

「仏教なんてどこにもない!あるのはただ真理だけ。」

というのが、このガーターの真意なんですね?

 

ただただ真理の前に跪いて生きられたお釈迦様の姿を、

このガーターに仰ぐべきだと言われる。

 

「どうしたらいいの?」

「どう生きたらいいの?」なんて

なにかに取りすがろうとしたり、

「これ」というものを見つけてつかもうとするのでなく、

ただただ目の前の真理と一つになって

その真理を生きなさいということですね?

 

そして、本当に真理を生きる人は、

誰かと言い争ったりしないんだな。

 

 

 

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