煩悩の矢が抜ければ、もう何の不平不満もない。永遠の今の生き生きとした生があるばかり!
自己の洞窟を打ち破って真理の世界へ
~洞窟の八つの経まとめ~
この経の最後のページにある毎田先生の解説から紹介します。
この世を見て嘆いたり、
何とかしなければならぬと思ったり、
来世にしか望みはないといってみたりするものは、
その永遠の今の生を見ざる人のことである。
自分の固定した思い(欲望)にあてはめようと、
あくせくするんじゃなくて、
目の前に刻々と展開していく
無常の真理の世界に身を任せて、
悠々と行かれる姿が
輝かしくまぶしく思える。
いいなあ~って・・・
もうちょっと引用します。
第一のガーターで小さい自己の洞窟にこもるものを指摘せられて後、
この洞窟を真理の爆薬と閃光によって打ち破り、
破壊し尽くし、
木端微塵として吹き払って後、
最後にただ永遠の生命の現在に到るのである。
小さな自己の影すらない。
貪欲などにとりついている暇はなく、
ただ永遠の生命を生き、
それを讃嘆するのみとなったのである。
そこに何の不平不満もない。
悉皆満足の永遠の今の生があるばかりである。
この真理と智慧によって、
欲望・貪欲の根が絶たれてゆく。
第一のガーターで語られた、
自己の洞窟にこもる姿から、
八つのガーターを経て、
いよいよその洞窟を打ち破り、
永遠の今を生き生きと生きる姿へ・・・
もう、読んでいるだけで、
心がスーッと晴れてくる。
こんな世界があるんだな。
こんな生を実現した方が現にいらっしゃるんだな。
今も現に生きておられるんだな。
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