論争すればするほど、真理から離れていくことを悲しむしかない。
自分の無知を自覚するところにこそ真理がある
~小さい堆積の経より③~
882-5
対立するものが互いに
相手を愚かだといってきめつけている
そのどちらの見方に対しても
私は『こちらが真理である』などとはいわない
彼等は自分の見方を夫々真理として
他人を『愚かだ』と見ているのに過ぎない
「こっちが真理だ!」
「あっちは愚かだ!」と
言い争っているところに
真理はない。
正に逆。
自分がいかに愚かか、
それを自覚するところにこそ
真理はある。
大海のような真理を知り尽くすなんて、
人間にはできっこないのだから。
知れば知るほど、
無知が広がる。
自分の知らない世界、
わからない世界が
どんどん増えていく。
自分がいかにわかっていないか
自覚させられる。
そう自覚させてくれるのが真理。
論争しなければならないとき、
お互いにどんどん真理から離れていくことを
悲しむしかない。
論争によってじゃ
実現不可能なもの。
それが真理なんだな。
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